10000時間の法則
1つの物事を極めるには、それに10000時間費やして初めて達人になれるそうです。
仮に
1日3時間の努力なら、10,000 ÷ 3 = 3,333日 = 約9.3年
1日8時間の努力なら、10,000 ÷ 8 = 1,250日 = 約3.4年
という計算になります。
実際にはもっと早く習得できるかもしれないし、もっと時間がかかるかもしれませんが、1つの物事を極めるというのは、それだけ忍耐と努力が必要ということです。
たまに、少しチャレンジしてみて、向いてないから、と途中で諦めてしまう人がいます。僕が思うのは、本当に向いてないと判断できるほど努力したのか?ということです。
1〜3年足らずの努力で、向いてないから、と見切りをつけるのは時期尚早な気がします。スポーツに例えたらわかりやすいですが、部活動やクラブチームに入って、1年練習したけど上手くならないから向いていない、と判断しているようなものです。
「もし報われない努力があるのならば、それはまだ努力と呼べない」というのは、王貞治監督の有名な言葉です。
みなさんも何かしら得意なことがあると思いますが、振り返ってみたら単純にそのことに費やした時間が長かったはずです。
ちょっとやってみて向いてないからと、すぐに諦めてしまう人は、努力で自分がその物事に”向くように”努力することを怠り、”ここではないどこか”をずっと探しているのかもしれません。(青い鳥症候群というそうですね)
もちろん、時には向き不向きを判断し、戦略的撤退をするのも一つの手なのでしょうが、それは長年の経験から適切な判断ができる人の特権だと思います。
集中して努力するからこそ、素人には見えない物事の本質が見えてくると思います。仮に長年かけて芽が出なかったとしても、改善し努力し続けることを身に着けた経験は、次に活かされると思います。未熟なうちほど、何か物事を極めたければ、やはり粘り強く、結果がでるまで努力し続けることが大事なのではないでしょうか。