【人間関係】心配は呪いと同じ効果!?期待して心配しない関わり
こんにちは。かけだし社長の小寺です。
仕事やプライベートで、色んな人と関わる機会があると思います。
特に何かを任せたり、責任を預けるシーンでは、その人への前提、関わりが試されるなと思います。
そんな時に僕がいつも大事にしているのが
「期待はするけど心配はしない」
という姿勢です。
期待と心配は前提の違い
期待と心配は相手を思うからこそ、あらわれる感情です。
両者は表裏一体ですが、それぞれが相手に与える影響は大きく違ってくると思います。
期待と心配は相手に対する前提が違います。
期待は相手ができることが前提です。心配は相手が失敗することが前提です。
前提が違うと、相手にかける言葉も変わってきます。
例えば、子供がお盆にのせたお茶を運んできてくれるとします。
期待からかける言葉は
「上手に運んできてね」
です。
心配からかける言葉は
「転ばないでね!」
です。
その結果、期待された子供は期待通りにお盆を運んできます。
一方で、心配された子供は、転ばないでね!という言葉を聞いて、転ぶことをイメージして、本当に転んでしまうそうです。
心配からかける言葉にはネガティブな力が働き、相手の失敗を招きます。まさに呪いのようで怖いですね。。
その逆で、期待からかけるポジティブな言葉は相手の力づけになります。
言葉が相手にイメージを植えつける
前提が違うと、放つ言葉も変わります。
そして言葉には力があります。
自分が放つ言葉は相手が受け取り、そしてイメージします。
有名な話しで
「ピンクの象を想像しないでください」
というのがあります。
言葉じりは「想像しないでください」と言われても、「ピンクの象」をきっと想像してしまったはずです。
〇〇しないでね、というと余計に想像してしまうわけです。
だとしたら、相手にかける言葉は、心配からくるネガティブワードではなく、期待からくるポジティブワードを投げかけたいですね。
ピグマリオン効果
教育の現場で検証された有名な実験があります。
ピグマリオン効果という言葉をご存知でしょうか?
教師からの期待があるかないかによって生徒の学習成績が左右されるという実験結果に基づき提唱された効果です。
ピグマリオン効果
他者からの期待を受けることで学習や作業などの成果を出すことができる効果のこと。
発する言葉以上に、親や先生の思ってることを、子供は繊細に感じ取るのでしょう。
自分ごとに置き換えても、いつも期待してもらってる、気にかけてもらってる、と思えたら、力が湧いてきますよね。
まとめ
思ってることが実現化するアファメーションなどは有名ですが、これは対人関係においてもあてはまるのだと思います。
心配は相手にネガティブなイメージを送り込み、
期待は相手にポジティブなイメージを与えます。
いつも性善説が通用する世の中ではないかもしれませんが、それでも相手に期待し、信じて任せることから、対人関係も仕事も好転していくのではないでしょうか。
自戒をこめて、僕も日々大事にしていきたいと思います。