荒説⑤なんにもないけど、なんでもある
こんにちはCODEの荒谷です。
雨が続くとなんかテンションも冷めてきますよね。来週は群馬、沖縄と出張なので、絶対晴れてほしい!と願っているとだいたい晴れる、晴れ男が私です。
さて、今日はクリエイティビティの話に戻って書いてみようと思います。
クリエイティビティというと、創造するというイメージがあるかもしれませんが、私はもう一つ「発見」があると思っています。
スコトーマ
この言葉聞いたことがあるでしょうか?私たちは同じ世界で生きていますが、皆が同じ景色を見てもその受け取り方は様々です。
例えば、同じルートを複数人で順番に歩いてみます。通り沿いに見かけたものを確認すると、共通するものあれば、そんなのあったけ?みたいな答え合わせになるはずです。
この現象がなぜ起きるかというと、人はみたいものしか見ないというクセ(機能)を持っているからです。人は無意識に情報の優先順位をつけて処理をしています。この優先順位が人によって違うので、結果同じものを見てても見え方が違うのです。この情報の選択をしている”仕組み”をRAS(Reticular Activation System/網様体賦活系/もうようたいふかっけい)と呼びます。
そして、RASによって見えていない部分ののことをスコトーマ/心理的盲点と呼びます。RASによって遮断された情報が盲点のように見えなくなっているのです。
発見というクリエイティビティ
見えないもの、見えなかったものが見えるようになるというのは、とてもクリエイブですよね。でもこれは魔法でもなんでもなく、誰でもできることなんです。
実は今日Team WAAというコミュニティで、この同じタイトルでトーク企画をしました。VILLAGE INCの橋村さんとWAAの島田由香さんの対談です。
印象的だった内容は、ないけどある状態もあるけど、あるけどないと思い込んでいる状態もあるよねと。つまり、自分に制限をかけてしまっている問題です。
その様な状態では、見えるものも見えないですよね。こういう状態の人って、結構多いと思うんです。私もコーチングを習うまでは、自分に制限をかけていることに気付いていませんでした。まさにスコトーマですね。
どうやって発見するの?
これに関する有名な話があります。みなさんニュートンがりんごが木から落ちて万有引力の法則を発見した話はご存知でしょうか?
りんごから木から落ちるのをみて、これは!と閃いたわけですが、りんごが木から落ちるのは別にニュートンしか見れない現象ではありません。りんご農家はたくさん目撃しているのにもかかわらず、ニュートンだけがこの法則に気づいたわけです。
それはニュートンが、なぜかは分からないがきっとこんな力があるに違いない!と言葉には表せない自分自身が熱中できる何かがあって、それを脳内で回している時にRASが発火して、りんごが落ちる姿から考えていた理論が結びつき=閃いた!となったのです。
ひとつのことに熱中し、感性が研ぎ澄まされれば、日常の何気ないひとコマやさまざまな風景からいろいろなことを学ぶことができるようになります!
これが誰でもできるよ!という理由です。見えないんじゃなくて、見ようとしていない、つまり考えてないということ。
クリエイティブじゃないとか、自分にはわからないとか、そういう言い訳はやめてもっと未来のことを一緒に考えましょ!未来を考えたい方はDMください。
今日もありがとうございました。
今日は特別にWAAでのセッションでいつもグラレコしてくれている、楽描人カエルンのグラレコを載せちゃいます!
これが即興ってまさに神業!楽描人カエルンの情報はこちらから
↓