豪雨から3日、總持寺通り商店街の未来を語る
能登半島豪雨の爪跡が大きく残る2024年9月26日、輪島市門前町にある禅の里交流館で「まちづくりワークショップ」が行われました。
「豪雨の直後だったので、やるかやらないか迷っていたけど、愚痴ばかりになってもいいからやってみよう」
同館管理部長の宮下杏里さんの呼びかけで、認定特定非営利活動法人日本都市計画家協会や一般社団法人NOTOTO.など多くの支援者の協力のもと、20人もの人が集い、總持寺通り商店街をどう復興していったらよいか知恵を出し合いました。
ワークショップでは、机いっぱいに広げた商店街の地図を見ながら、さまざまなアイデアや思いを付箋に記し地図に貼っていきます。
「宿泊場所がない」「借地が多い」「土砂崩れの可能性」といった現状の問題点。
「空き家の活用」「保育所を道の駅に併設」「總持寺に宿泊」など復興の具体的アイデア。
「戻りたい(戻れる)環境をつくって欲しい」「楽しく仕事をできる場」「門前は集約の拠点」といった望み。
ワークショップの意見交換は大変盛り上がり、多様な角度からたくさんの思いが活発に語られ、貼られた付箋の数は50枚以上にのぼりました。大災害の直後だからこそ未来や希望を語る時間が必要だったのかもしれません。
地震発生直後から記録をUPし続けている15Channelの動画の中で「豪雨の被害があった中ですが、こうやって未来のことについて話し合えること。門前の街中は恵まれているのかもしれません」と感想を記しています。
宮下さんは
「今後も、将来に向けて地域の魅力向上を図り、持続可能なまちづくりに向け取り組んでいきます」
と話します。
文責:一般社団法人Code for Noto
ライター 久慈未穂
15Channel
總持寺通り商店街HP
能登半島地震メッセージボード「能登の言の葉」