インターナショナルオープンデータデイ@富山県南砺市(Code for Nanto)
代表の青木です。3月2日はインターナショナルオープンデータデイ。世界各地でオープンデータにちなんだイベントが開催されてました。練馬は?おっと、それは来年にでも(笑)
今回ちょっと内容に興味がありまして富山県南砺市でCode for Nantoさんが開催するインターナショナルオープンデータデイに参加してきました。
「南砺市に住んでいる外国人の困りごとを共有しよう」
と言うテーマ。でも困りごとだけではなく「普段よく行く場所」「知っている面白いところ」などそういうのもヒアリングしてマッピング。
参加者は日本、カンボジア、ベトナム、フィリピン、アメリカ、中国など半数が南砺市に住んでいる外国人の方たちで、こうしたイベントに興味を持って外国人の方が参加してくれる南砺市っておもしろいなぁと思いました。
素敵だったのは「南砺市に住んでる日本人の人たちはとっても親切で私は幸せ」とおしゃってたフィリピンの女性。もちろん困りごともあるけれどもここでは共生社会がすごく進んでいるように思いました。
ワークショップのメインの言語は「日本語」ですが、情報共有の手段としておなじみ「UDトーク」と多言語の情報を付加していった「グラレコ(グラフィックレコーディング)」です。UDトークで「読み仮名付きの日本語+母国語」、グラレコで非言語(イラスト)による情報を出すことですべてが「補完関係」にあるような。もちろん隣の人との会話も一つの補完になります。そうして話を進めていきました。
「とっても分かりやすいです!」と参加者からも絶賛です。
困りごととしてはやはり「言語の壁」と言うのはでました。役所やお店などいろんなところがこのワークショップみたいに多言語の対応やイラストでの対応をしてもらえるといいねと。
僕からはむしろ「多言語」と言う強力なコンテンツを活かして「多言語カフェ」をローカルビジネスとしてやってみてはどうか?と言う提案をさせてもらいました。ベトナム語もタガログ語(フィリピン)もクメール語(カンボジア)も「生で聞ける」機会なんてなかなかありません。その国の言葉を簡単な会話をして楽しむことができたら勉強するより何倍も早く覚えることができると思います。
彼らは一生懸命日本語を覚えて日本に歩み寄ってくれています。なぜ僕たちは立っているだけなのか。言語は文化です。お互いに歩み寄り交わることでもっとコミュニケーションが豊かになり新しいものが生まれるかもしれません。「郷に入っては郷に従え」というのはとても古い考えですよね。
練馬でもこういうイベントをやりたいなぁと思いました。多文化交流イベントのような感じで出来たら面白いかなと。
ほんと行ってよかったです。楽しませていただきました。ありがとうございます!
(青木秀仁)