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オープンデータで保育園マップを作ろう
3月24日 ココネリにて、Code for Tokyo の榎本真美さんを講師に招き、オープンデータを使った、練馬区の「保育園マップ」作りを体験しました。
はじめに、講師の榎本さんによるオープンデータについてのガイダンス。
世の中のオープンデータの取り組み、クリエイティブ・コモンズのマークについて、「オープンデータではないデータ」など、実例を交えながらの説明で、とてもわかり易いガイダンスでした。
保育園マップに使えそうだけど、使っちゃダメな「オープンではないデータ」もあるので、注意が必要とのことです。
ガイダンスに続き、練馬区のオープンデータの1つ、区立保育園の住所・緯度経度情報(利用ルールはCC-BY)に、保育園ごとの年齢別定員、保育時間、URLなどの属性情報を加えていきました。
Googleドキュメントを使って、Code for Nerimaの参加者で手分けをして、区内の60箇所ほどある区立保育園のデータを更新しました。自分のGoogleドキュメントのシートに、他のメンバが入力したデータがジワジワと埋まっていく様子を眺めると、シビックテックを実感できます。
保育園のデータの準備ができたら、それらを地図にプロットできるようにデータ変換をします。変換する形式は、『GEO JSON』という、空間情報と属性情報を扱うことができるものです。
Googleドキュメントで作ったシートをCSVファイルに一旦保存し、それをGEO JSON形式に変換するWebのサービスに流し込んで、緯度・経度と保育園の属性データの見出しなどを指定すると、あっと言う間にGEO JSON形式に変換されました。
なお、緯度・経度がわからない住所については、「二次利用可能な」緯度・経度情報を取得できるWebのサービスを使ったり、スマホで取った写真に含まれる、ジオタグから取得するのが良いとのことです。
変換したGEO JSONファイルをCode for NerimaのGitHubに保存。オープンデータの地図でよく用いられる「OpenStreetMap」を使った、保育園情報をプロットするプログラムを起動して、動作を確認しました。このプログラムは、”さっぽろ保育園マップ”と、”Codefor港北 保育園マップ”のソースコードを元に作成しました。
榎本さんのわかりやすい説明で、午後の半日で、オープンデータを活用したデータの作成から、地図に情報をプロットするまでの流れを一通り体験できました。GitHubやGEO JSONデビューでしたが、Code for Nerimaでも、これからいろいろな地図作りができそうです。ありがとうございました。
(M.N)
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