【超獣理論値列伝】Part16 《ダーク・ライフ》

　第十六回、今回のお題は《ダーク・ライフ》。最近めっきり見かけないカードだが、別に弱くなったわけではない。それでは早速見ていこう。

ダーク・ライフ　呪文
2コスト　文明：闇/自然
・山札の上から2枚を見て、片方をマナ、もう片方を墓地に置く。

　能力自体はすごくシンプル。1枚でマナを増やしながら、墓地を肥やす。つまり黒緑版《地龍神の魔陣》である。何せ、マナに狙った色を供給できる札なのである。3色カードだのマナ武装の達成などには魔陣と同じで使いやすい。
　まぁもっぱら、今回取り上げたのはそういう話ではなく。王来編第四弾で話題になった2-4-8のマナカーブ、実は一年近く前には出来るようになっていた、という話。アンタップする多色マナはdmex-14登場の伝説サイクルがあったので、それとコレを組み合わせれば魔陣＋キングセルと同じ動きができる、という話。その観点から見た時、今でもこのカードは魔陣の5枚目以降としての地位があるため、2-4-8ルート一本狙いのビッグマナデッキも面白い。何せ、8には《勝災電融王ギュカウツ・マグル》がいるため、実質9だからである。
　9コストの多色クリーチャーには面白い奴も多い。《天罪堕将アルカクラウン》なんかでまとめて踏み倒すと面白いだろう。また、《極世接続G.O.D.Z.A.》なら、肥やした墓地に意味も生まれるので選択肢になる。

　実用性……まあ、そうねえ……。とりあえず、5枚目以降の魔陣として使えるのは間違いないので、是非とも有効活用したい。

　今回はここまで。次回は《Disアサイラム》の予定。それでは。

つぎ

まえ

【超獣理論値列伝】Part15 《オンセン・ディス・カイザー》｜Code:3rd｜note