【超獣理論値列伝】Part9 《ダイナボルト〈ドギラ.star〉》

　　第九回、今回紹介するは《ダイナボルト〈ドギラ.star〉》。宣言する。いつかぜってーバグった挙動し始める。そんな核心が持てる。んじゃまあ、まずは名目スペックから

ダイナボルト〈ドギラ.star〉　スター進化クリーチャー
コスト4 文明：火
種族：ビートジョッキー/メガ・コマンド・ドラゴン/レクスターズ
・Wブレイカー
・アタックする時、ターン二度目以降なら任意で全て捨てて3ドロー
・アタックする時、ターン三度目以降なら全体5000火力
・アタックする時、それがターン四度目以降なら攻撃先が変更されず、アタックの終わりにアンタップする。
パワー：8000

　ミソなのは最後の能力。アタックの終わりにアンタップする、と言う能力は言い換えると、オールタップ系STを無視することができる無限攻撃能力である。また、攻撃先が変更されない、はブロッカーやガードマンなどを無視できる、ということ。まー強い。ただ、このカードには弱点もある。
　すなわち、大体のデッキは四回も殴れば勝つのである。逆に、四回殴って勝てない状態は、たかだか無限アタッカーじゃどうにもならない可能性もそこそこ高い。つまり、こんだけ殴る能力の癖に、単純なビートダウンとは合わないのである。

　だが、それらの弱点を全て克服し、クロック＆ルシファーのターンスキップでもなければケアできないようなことが可能である。キーになるのは【ダイナボルトループ】。元々このデッキは、《ドラゴンズ・サイン》→《爆龍皇ダイナボルト》→Wマジボンバー6で《ドトシオール・タバローチェ》と《パラディソ・シエル》、革命チェンジで《時の法皇ミラダンテXII》→ タバローチェでドラサイ回収＆GR召喚、バラディソをその上に進化、本体とダンテをバウンス(アタックキャンセル)→ダンテ効果でドラサイダイナボルト、と回して無限GR召喚をするデッキだが、フィニッシュは《”魔神神怒”ブランド》で殴るだけであり、除去が厳しい。一応ダンテのファイナル革命＋ジャミング・チャフでロックはできるが、タマシードトリガーには酷く脆弱である。

　そこでコイツを使うのだ。さっきのダイナボルトループのラストに、《「正義星帝」》といっしょに踏み倒し、それの上に進化させる。《「正義星帝」》の、このターンバトルゾーンを離れない能力は、付与される能力なので進化しても引き継がれる。この時点で、バトルゾーンを離れない無限アタッカーである。そして、ダンテで唱える呪文を《ジャスティス・カーテン》にして、それでアンタッチャブルをドギラ.starを付与する。このターン、ループの過程で死ぬほど攻撃しているので、当然ドギラ.starのアタックは四回目以降のアタックである。
　そうすると、選ばれない・離れない・アタック先を変更されない無限アタッカーwithダンテファイナル革命の召喚ロックとなる。
　もはやケアする手段など、ダンテの3点でスパーク系かホーリー踏むか、クロックを気合いで吊り上げるしかない。

　とまあ、うまく使えばかなり強力なフィニッシャーになる。今回はここまで。次回は。《滅砕！鬼札MAX》の予定。それでは。

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