【超獣理論値列伝】Part27 《無限龍ファタル・スパイラル》


 第二十七回、今回のお題は《無限龍ファタル・スパイラル》。全体バウンスを仕掛けられる進化ドラゴン、それでは早速行ってみよう。

無限龍ファタル・スパイラル 進化クリーチャー
種族:ポセイディア・ドラゴン/オリジン
コスト7 文明:水
・超無限進化:ドラゴンもしくはオリジン
・Wブレイカー
・バトルゾーンに出た時、下にあるカード1枚につきクリーチャー1体バウンス
パワー:9000

 基本スペックは出た時に1体バウンスするだけの進化ドラゴンである。超無限進化を利用して下にカードを敷いたとしても、自分のクリーチャーを1体減らして相手のクリーチャーも1体減らすことしかできず、あまり強くはない。
 一方で、自分のクリーチャーもバウンスできるため、コンボパーツとしては使い勝手が良い。

 例えば、アンタップマナ17マナを含む24マナがあり、手札に《超銀河龍GILL》《ボルバルザーク・エクス》、このカードの3枚があれば、相手のシールドを全て焼くことができる。まず10マナを払って《超銀河龍GILL》を召喚して、相手のシールドを1枚焼却。続いて、7マナで《ボルバルザーク・エクス》を召喚して24マナをアンタップ、最後に7マナで《無限龍ファタル・スパイラル》をGILLとエクスを下敷きに進化、《ファタル・スパイラル》の効果でその2枚ごと自身をバウンスする事で初期盤面に戻る。これだけでループができる。GILLの枠はドラゴンかオリジンであればなんでも良く、ドラゴンでマナを埋められれば《シンカゲリュウ・柳生・ドラゴン》でも可能である。

 また、《無限龍ファタル・スパイラル》は、このクリーチャーから進化できるメテオバーン持ちのクリーチャーとも相性が良い。特に相性が良いのは《蒼世神ADAM》である。向こうは、メテオバーン5にて全ランデスを行うが、普通の進化クリーチャーであるため、下に1枚しか敷けないデメリットがある。だが、ファタル・スパイラルを進化元にする場合、ファタル・スパイラルを4枚を進化元に進化させることで5枚の束になるため、その上にADAMを乗せるだけでメテオバーン条件を達成できる。また、そういう風に進化させた場合、4面除去もしているので、ADAMのもう一つの弱点、ランデスしか出来ないも同時に解決できていて、とても便利である。

 と、言うわけで、コンボデッキにはとても便利なカードなのであった。今回はここまで。次回は《ビロロン》の予定。それでは。

つぎ

まえ

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