【超獣理論値列伝】Part18 《虚∞龍ゲンムエンペラー》

 さてさて来まして、今回のお題は《虚∞龍ゲンムエンペラー》。出た当初こそ《テラ・スザーク〈ナーガ.star〉》とかとの組み合わせで言われていたけど、今ではすっかり沈静化。だからと言って弱いわけではございません。それでは名目スペック行ってみよう

虚∞龍ゲンムエンペラー クリーチャー
種族:∞・ドラゴン/レクスターズ
文明:闇 コスト:3
・出た時トップから4枚を墓地に送って、その中から進化を1枚回収
・シンカパワー:相手クリーチャー1体のパワーを自分の墓地のカード×1000だけマイナスする
パワー:3000

 見ての通り、龍墓地ソのパーツである。違った、種族ドラゴンの墓地肥やしである。墓地肥やしとサーチを同時にできるため、相性の良いカードは多い。まずわかりやすいところで言えば、《阿修羅ムカデ〈デスシラズ.star〉》が相性が良い。向こうの蘇生先を墓地に貯めつつ、このカードを回収できる。更に、デスシラズ.starの進化元にもなれるので、使い勝手が良い。色が合うのも良い部分である。他に相性の良いカードで言えば、《暗黒破壊神デス・フェニックス》が挙げられる。向こうは性質上墓地を肥やさないと出すことすら叶わないため墓地肥やしはとても大事。そしてサーチにもなるのが優秀。……これじゃ繰り返してるだけじゃんね。

 で、先に述べた通り龍墓地ソのパーツでもある。《無限兆邪クロスファイア》のG0条件を満たすには、墓地にドラゴンが6体必要なので、必然的にデッキのドラゴンの量を増やしたい。だが、
低コストで墓地を肥やせるドラゴンは希少である。そして、これはそのうちの1枚である。同じ3コストかつドラゴンの墓地肥やしである《龍装オブザ08号/終焉の開闢》、《凶鬼30号シグルネ/グール・チューン》と比較した場合、墓地肥やしの枚数が1枚多いのが強い部分である。この1枚の差は大きい。前のターンに2コストで《龍・獄・殺》か《ローレンツ・タイフーン》で打ったとすると、この時点で墓地は2枚。ここから、《終焉の開闢》の場合、墓地は5枚で、クロスファイアのG0条件を満たせないが、こっちなら6枚になるので、満たせてしまうのである。また、生身があるので普通に打点運用や、墓地肥やしと相性の良いギミックであるムゲンクライムのタネにもなる。

 今回はここまで。次回は《夢現なる零龍》の予定。それでは

つぎ

まえ


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