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独立(スタートアップ)の残像

最近、2名のエンジニアと独立について話す機会があったので記録する。

ソフトウェアとハードウェアそれぞれなのだけど、理由もそれぞれで、早期退職や会社方針に沿わないカタチでの独立で、いずれも独立するにはどうしたら良いか。不安と期待が入り混じる光景は幾度となく見てきた経験から二人に(率直に)伝えた。

個人事業主と会社設立のメリットデメリット、計画立ててもその通りには行かないことを前提にすること、検索すれば要点や経験談はいくらでも見つかる。が、テクニカル(手続きや運営)はさておき、つまるところ、結局自分は何をしたいのか(今後の人生何をしたら気持ち良いのか)がポイントになる。

共通して言えるのは(組織を最初から作らないのであれば)会社や屋号よりも自身をPRすること。会社を大きく見せる必要はなく、名刺やHPにしても個人を強調することが望ましい。(HP公開しても結局1人だけと知るとなんとなく滑稽な印象になる場合もあるし、名刺も極論でいえば会社名は要らないのかも)

個人でやるのであれば、あなた自身をPRし、そのPRに沿った人たちから仕事に結びつくようになってくれば望んだ人生も見えてくるだろう。

ただし、これには周知・認知に時間もかかる。独立前からのSNS展開やスタートダッシュする広告展開もあるが、エンジニア職は特に「その人が持つ技術力」に依存するケースが多い。

なので、技術・対応力を知ってもらえるまでの期間(仕事ない期間)をどれだけ繋ぐか、預金や借入金、他のアルバイトしても望む仕事を夢みることができなければ挫折する。逆に言えば、望む仕事を目指して行けば、賛同する依頼者や協力者は現れる。

人間力とも言われるが、様々な人たちと会って違う世界を見聞き体感し、その中でニーズを拾って情熱を持って発信し対応すると周りの人たちも影響され始める。これがフリーランスであるところの起業だと思う。

想い描くことと、実際に独立するのとでは全く違う世界があるのは確かなので、どうかその状況を楽しんで欲しいと願う。

「この世で情熱なしに達成された偉大なことなどない」:ヘーゲル
There is nothing great in this world that has been achieved without passion

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