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決められた報酬では創造性の努力が落ちる。

約束された報酬は、最小限の努力によって生み出そうとされて、スキルや知識を向上させるパフォーマンスが低下する。

これは高額な報酬でも同じで、アンダーマイニング効果とも言われるらしく、実証実験されている。

アンダーマイニング効果とは,当初持っていた内発的動機づけが物質的な外的報酬を与えることによって低下することをいう。

サラリーマンや公務員で考えると想像に容易く、明日から現在給与の2倍です。とされたら、どうやって程度よく楽するか。と考えてしまうのではないだろうか。

おそらく、努力は制度上の効率化や組織の動きに向いて「やってる感」を演出し、創造性に対する努力は他に向けられる。(それが悪いというよりは、プライベートな時間を重視する人かな)

逆にSNSの反応が良い例で、予期しない報酬は本能が喜ぶ習性があって、創造性の努力を惜しまない。

エンハシング効果とは、事象の理解や技能の上達によって得られる有能感や満足感の経験を内部的な情報状態とし,これを喚起する外 的事象が内発的動機づけを高めることをいう。

これは言語報酬(褒める)などの外的要因が逆に内発的動機づけを高める場合があって、原則無報酬の環境では「気持ちいい」が優先される。

子供への教育影響も単に賞罰ではなく、気持ち良くさせる事に目を向けた方が自発的努力を生みやすいのかな。と考えるのです。

「予告された報酬」は、想像的な問題解決能力を著しく棄損する。:エドワード・デシ

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