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設計はエンジニアからの手紙だ。

数カ月に渡って設計していた開発案件(電子回路設計)が、ようやく先方の審査(いわゆるレビュー)のテーブルに乗る。つまり一旦の終わりが見えてきた。

仕様がまとまっていない中でスタートしたプロジェクトは、変更ありきで長かったが、チームのおかげでここまでこれたことに感謝したい。(ただ本腰でのチェックがこれから入るのでまだ油断はできないけど、、、)

単に動作すればよいわけではなく、信頼性や耐久性、安全規格なども考慮する場面においては慎重を期す。エンジニアとしては実力経験を試されることもある。

エンジニア(特にハードウェア)が一人前(理論や技術だけではなく、工程や予算、協力会社の技量、評価、環境試験など多岐の習得を想定)になるには10年くらいはかかる。

一方、開発メンバーの中心は40代後半から60代前半であるにもかかわらず、会社の都合などで離職する際、他社での募集年齢に沿わない。という矛盾。

世の中に生み出される製品が短命のサイクルであるということも既に承知なはずで、その中で自身の振る舞いをどうしてよいか分からず立ち止まるエンジニアも多い。

純粋にモノづくりを好きな人が多いから、その人達をサポートする人材紹介も始めた。※若い外国人たちへの技術承継もイメージする。

どうかエンジニアであったことに誇りが持てるよう、どんな想いがあったかも含めて各製品を手紙として受け取って欲しいと願う。

Anything you are good contributes to happiness.
なんであれ、あなたの得意な事が幸せに寄与する。:バートランド・ラッセル

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