推しになる場合、推しにならない場合、推しじゃなくなる場合
『ライブはナマモノ』という言葉があります。確かにそうだと思います。同じライブパフォーマンスは二度とできないし、同じ客が揃うこともありません。(同じセトリはあるかもしれない)
その一方で、毎週のように見たくなるほどのライブは、自分はそうそうありません。僕なんかはいわゆる地上のアイドルのヲタクをやってた時は、同じグループのライブはせいぜい3ヶ月に一度。半年に一度のツアーの初回公演と千秋楽を見れば満足というようなタイプでした。
それが地下アイドルに嵌ってからは、約3年間(コロナ自粛期間を除くと実質2年間)は毎週のように推しのライブを見に行ってます。
僕は推しのグループ以外にはあまり興味がないので、対バンライブなどは大型になればなるほどコスパが悪かったりします。
小さなイベントだったとしても20分の出番を見るために往復2時間とチケット代3000円+ドリンク代600円+交通費をかけて見に行くライブは、地上のアイドルに比べるとコスパが悪いのです。
それを埋めてくれるのが自分の場合は、推しを近くで見られたり、ステージ上の推しと目があったり、ライブの後の特典会というプライスレスな価値だったりします。
ただ、これも推しに魅力を感じてこそ成立することです。俗にアーティストと称される人とアイドルの差は、魅力という総合点の内、歌唱力やダンススキルなどと比べてパーソナリティのウェイトが大きいことなのだと思います。パーソナリティとは個人の内面の魅力である性格だったり考え方を指してます。
僕に推しができる場合、
①楽曲
グループの楽曲が好みかどうか
②ルックス
顔やスタイルが好みの子がいるか
③パフォーマンス力
②に該当した子が歌やダンスが上手いかどうか
④パーソナリティ
③に該当した子の性格に惹かれ、自分と相性が良いか
の順にフィルタされ、④に該当すると自分の中で推しになります。とはいえ、こんな試験みたいなことをしてるわけではなくて、推す!と決めるまでにこんな感じの高いハードルが自分の中あるというイメージです。(でないと際限なく推しちゃう。)
逆にどれかの条件が成立しなくなると推しではなくなります。②や③が変わることはほぼないですが、①は転生やグループの路線変更であり得ますし、④は「あれ?思ってたのと違う…」というケースです。
では④のパーソナリティをどこで感じてるかと言えば、特典会での会話だったり、配信だったり、SNSだったりします。その中から感じ取ったものの積み上げで自分との相性を見てます。
推し活は恋愛ではないというのが、僕のポリシーではありますが、とはいえ人間同士のコミュニケーションなので、似てるところもありますね。
接点が多いことで、良いところをたくさん見つけてポジティブに働く子もいれば、嫌なところが目についてネガティブに働いてしまうこともあったりするので、楽しく推し活するために距離感や頻度を自分で上手く調整したいものです。