食べちゃいたい

くらい、好き。
誰もが聞いたことがあって、抵抗のない表現だと思う。
つまり、普遍的な欲求に近しいという意味だ。

食べたい、は、あの人を自分の一部にしてしまいたい、つながりたい、一つになりたい、という欲求で、すなわち、孤独に根差している。もっとアホらしくいうと、私たちは誰しも自分の欠落を認めていて、それを埋めたいんだろう。
これが愛なのかもしれない。
食べちゃいたい(くらい好き)は内食人の感覚だろう。

その人が身につけてるものや体の一部なんかを食べたいという表現もよくある。
パンストを食べたいとか、血を飲みたいとかだ。

だけどこれには逆もあるよね。
自分を食べてほしい、というやつ。
これは、被虐的、加虐的という性的欲求の現れの違いなだけなんだろうか?
自分を食べてほしい、には、被虐的だけではなくもう少し説明に言葉が必要な気がする。
内側から相手を支配したい、とか、そういった感情もありそうだし。


私は、食べたいと言われて嬉しい。なんで嬉しいんだろう。今日は頭が足りないなあ

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