でぃすとぴあごっこしよ
今日は恋人が久しぶりに出張先で仕事の人との飲み会に行った。半年ぶりにもなるだろうか。
私を不安にさせないために仕事から直帰して連絡をくれていたのはとてもありがたかったが、あまりに行かないのもというのと割と仕事で大きな山を越えたからというのが理由だ。
仕事先の人からここぞとばかりに「彼女さんのどこが好きなの?」と聞かれたらしい。飲み会を全部彼女のためにと断るほどの女ってどんな人なのかということだろう。
そこで彼は先日のディストピアごっこの話をしたそうだ。
私たちは話の流れでどちらともなく寸劇が開催されることがよくある。ディストピアごっこもその一つで、肉体を持たなくなった未来の人類になりきりスポーツの野蛮さや食べ物の不可解さを語り合うというものだ。
彼は私のそういうことに瞬時に適応して楽しい会話ができるときにとても好きだと感じるらしいが、これが仕事先の人には伝わらなかったらしい。(当然)(私は知らない人にディストピアごっこしてるのがバレて恥ずかしい)
そして、寂しかったと言われた。伝わらないという気付きが、私との関係が特別なんだと気がつかせてくれたと。人に話すことで気がつくこともあったらしい。1時間で飲み会から帰ってきた。
ディストピアごっこはあまりにパンチラインが強いと思う。
出張中よく仕事の愚痴を聞いた。業務の内容が大変なのもそうだが、主に精神的に切羽詰まっている様子が伝わってきてこの1週間は心配が絶えなかった。
月曜日から泣いて電話がかかってきたときは本当に慌てた。
嘘だ。私は他者がピンチの時はこの灰色の脳細胞が覚めるから。(やかましい)
なんにせよ、私はここはとても変えられない自分のコミュ障な要素で大きく人からの好き嫌いが分かれる部分なのだが、目の前の人の相談にのってるときでさえ全面的にその人を励ましたり味方をしたりすることができないのだ。
アドバイスしたがりの私のことばは「お前に何がわかるんだよ」とキレたくなるようなものだろうし。ミスをして帰ってきたらそのミスは確かに君は良くなかったかもしれないと言ってしまうのだ。だがもちろんフォローはする、ミスをしたにしても偉い人は理不尽に怒っている節があるとか、偉い人たちにも段階共有してたのにチェックをお飾りにしてたのが悪いとか、そこまで言われる理由はないので言い返しちゃえ、とか言うわけだ。
嬉しいのは、凹んでる彼にとっては、彼の仕事ぶりへの自己評価をもっと高く見積もっていいとか、彼から偉い人への言い分を私がオーバーに揶揄すると救われるものがあると言ってくれることだ。
彼はたまたまそんなウザい私を、暗闇を明るくしてくれるとか、目の前の壁をぶち壊してくれるとか言ってくれるのは信頼をおいてくれてるように感じる。
君をパワハラしようとする人のことは私が末代まで若白髪で悩むように呪って生まれ変わったらダンゴムシになるように閻魔様にお願いしに行くから大丈夫。
今日はダンゴムシの交尾を見たんだけど見たことある?
君のbut not for meをまた聴きたいし
私の話で笑って、私の言葉に励まされてくれてありがとう。これからもたくさん笑わせたい。
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