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定期検診は受けたほうがいいみたい

自分に対する関心があまりないらしい。

先日、定期検診にひっかかった。癌化しそうな細胞がある、とのことだ。

まだ詳しい検査結果は出てないが、医者には「ひっかかったからって、癌だと決まったわけじゃないです。軽度でしょう、大丈夫大丈夫」と励まされながら精密検査をしたのだが、なんだか私に向かってる言葉だけど、私の横を通り過ぎる感覚だった。

一部細胞をとって病理検査に回したのだが、細胞をとった場所からの出血が治る気配がない。心配よりもうんざりのほうが自分の感情として強い

例えば、私は飲酒を控えるべきだろう。
例えば、免疫を高める食事などに気を使うのもいいのかもしれない。

そのことについて考えようとすると手からすり抜けて、見えないほど遠くにヒューっと飛んでいく。精神面の自己防衛が強く働いているのかもしれない。もしくは、マイペースでノーテンキなだけか。

ショート動画をスワイプしてるといろいろな物に混ざって自己啓発系の女の子が出てきて、自分のことを大切にしましょう的なことを言う。

強張った感じの子だ。緊張感が画面越しに見えるというか。

自分と他人との間の境界線のようなものが薄い人がいる。
他人と自分を同一視してしまうという悩み?を聞いたことがある。
逆もあるのだろう。自分を他人側に押しやってしまう人もいるんだろう。離人感的な。

最近、半ば騙される形で鍼治療を受けた。鍼はとても良いものだ。効果を感じるのもそうだけど、もしかすると自罰的な意味合いも込めてしまっているかもしれない。

私が定期検診で早期に病変を見つけることができたのをみて、恋人も健康診断に行ってくれた。
結果、太っていることやそのことが血液中の数値に出ていること以外は大きな病気はなく、よかったと思う。

恋人は結果を見て「自分がやる気が出ないとか朝起きれないとかは単に怠惰さだ」と言って残念がっていたがどうだろうか。

たとえば、抑うつ状態になっている人はきっと身体に多少の健康障害もかかえているだろうけど、みんなが体に大きな病気があるわけじゃないから。

彼が毎日何を考えて感じて過ごしているのかは、彼にしかわからないので何もいうつもりもない。

私の周りに存在するものは全て、ヘリウムガスの入った風船みたいに手を離すとぷかぷかと飛んでいく。周りが発する信号の受容器が壊れてる可能性を見つめて。

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