1year
寝れないまま今日も朝になってしまったようだ。
先日は、1年目の記念日だった。ウミガメを助手席に乗せて走ったんだと自慢する、保護活動に熱心な大将の料理はとても美味しかった。
彼からもらったのは綺麗な薔薇と、パンの形をしたピアス。一生懸命考えてくれたんだなと思い、嬉しかった。
恋人が、大将の前で書いてきた手紙を読もうとするから、恥ずかしいからと必死に止めた。
私のことが好きなんだなと思う。
いろいろあって、いろんなことが変わった。最近の変化でいうと、近くに住んでいるし、私はよく怒るようになった。悲しみを乗り越えられていないからだ。
でも、変わらないものもある。
なにもしてない私を見て嬉しそうにするあの笑顔は、一年前から全く変わらない。私はあの笑顔を見たとき安心するのだ。私と幸せになってくれる人の笑顔だなと思って。
本当のことを言うと、誰にもわたしたくないんだ。
情けないが、あの幸せだって笑顔だけは私のものにしておきたいと思ってる。
嘘だ、だけじゃない。私は欲張りだから。
私のために言葉も時間も費やしてくれる彼のことをぐちゃぐちゃになるまで愛したい。
私がそういう本能的な情熱を、そこにあるのに、わざと押し付けないようにしているのが、ダサいんじゃないか
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