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個展をすることにした〜展示作品を先行してSNSで見せた理由〜
2日間の開催だから
「予算の都合で」と、触れ回ってますが現実問題として1週間から10日間開催して、在廊できるのは多分2-3日だろうから、ギュっと圧縮しました。まあもったいないけれど、仕方ない。大道芸、ライブだと思っていただければ幸いです。
出し惜しみなく、見せられる人には見せていく方針を決めました。
来れない人にも見て欲しい
来てくれる人にも見てもらいたい、来れない人にも見て欲しい。それなら、先に見せてもネタバレしておいたっていいじゃないか。
「今回のは、見たい内容だから行こう」となってもいいし、「今回のは、見たい内容じゃないから行かない」だって、来る人の自由です。
もちろん、来てるれる人にも見て欲しい。デジタルと、生とは絶対に違う。
ハガキだけでは伝わらない(かも)
ハガキに載せられるのは1枚だけ。しかも、私Instagramに公開する、投稿する写真がほぼなくてストーリーに上げては消えてしまうことが多いので、大抵の人にはスルーされてしまいます。
もう少し頻繁に出しとけよ!って話しだけれど、普段そんなに「見せたい」欲求が出なくて。
写真の作品を売るかもしれないから
当初、「販売する商品と値段を教えてください」とカフェのオーナーさんに聞かれて、ポストカードくらいですね。と答えてたんだけれど、準備していくにつれて、
おや?写真、売っちゃうかもしれないぞ、私。と感じるようになってきました。いや、なんとなくだから、売れる見込みはないんだけど。
ECサイトにもし商品画像がない状態で自分が買うか?いや、買わない。だとしたら、載せるしかないか。
「写真を買わせて欲しい」と言われた
初めてではないけれど、前に言われたのは舞台裏撮影していた時だった。舞台を支えるスタッフさんたちを撮りつつ、舞台裏でリラックスしたり緊張したり体をほぐしたりしている役者さんたちも撮っていた時に、主催だった今井さんが「売ったらいいのに」と言ってくれて、当時は破格の🤣「500円」で、売らせてもらった。推しの役者さんがいる方が買ってくれた。うれしい気持ちと、反面「写真なのに売っていいのか?」という気持ちとで複雑だった。
個展するよ、と話す前に「智恵ちゃんの写真て、どこで買えるの?」と聞かれてびっくりしたのが年末。
え?買いたいの?
というのが、私の本音で、まさか私の写真を買いたい人が現れると思ってなかった。
(タダで、ください。タダで、撮ってください。)
多くの人の心の声は、言われなくても、聞こえなくても気づいてしまう。だって電子データなんて、タダじゃん。
なのに、買うって!?お金支払ってくれるの
?喜んで売ります!在庫あります!
デジタルの世で隠すよりは、出せ
DXの波は、世間に溢れている。私も自分以外のところでは率先してデジタルリテラシー推進派。
なのに、自分の作品は人から隠して、見せずに、個展だけで見せる。
とんでもない巨匠ならともかく、世界で名の知られてない私がSNSで上げたところで、小さな波紋にしかならんやろ。
「出し過ぎるな」という、見えない声
個展は生モノ、ライブ、だから来た人だけ感じられればいい。そういう考え方は素晴らしい。
フイルムで撮影するくらいだから、私もそっち推進派だ。DXは推進しても、写真は別物。
だったんですよ。八戸に行くまでは!
あれだけ、画像が流れてて、SNSでは見てても、実際見たら全然違った。感じるものはたくさんあった。行ってよかったって、本気で思った。
出したって、減らない
今回は、はなから思いつきで全て動いてる。だから思いつきで何やってもいい。ただ、人が写ってるのはちょっとやめとこうかな。
出しちゃえ。
マットの色味を選ぶためにcanvaで作ったデータを複製して、ダウンロードして、インスタに投稿して、ストーリーに上げて、ハイライトを編集する。
たったこれだけのこと。気に入らなければアーカイブしたらいい。
見せるための展示だもの
結果的に、デジタル派が増えてしまって来客につながらないかもしれないし、写真界の人に怒られるかもしれない。
まあ、それもいいや。
少なくとも、私は手軽に私の写真群を見られて、シェアできて、とても楽しい。
全部が試行錯誤
個展は2002年に、大学図書館を借りて、学校の額を借りて飾ったのが最後。今回は、2025年。フイルムとデジタルも混在してて、プリントはラボまかせ、額は自腹で購入、場所代もかかってる。
来月の支払いにビビってる。
とはいえ、試したいことは全部試す。やってみてダメだったら全部自分の責任。ああ、緊張。
グループ展では感じ無かった武者震い。責任感。
お客さんたちに誠意を尽くす
サービス業の自営の家で育って来て、当たり前のこと「お客さんに最善のサービスを提供する」を展示でも、やるだけ。
最初のお客さん、それは「私」。私を満足させられたら、大成功。不満なら、他の人がどう感じようと失敗、やり直し。
「私」は、何を見たいだろう?
「私」は、どんな空間で見たいだろう?
「私」は、
「私」は、
をシミュレーションする。その結果の一つが、SNSで事前に作品を見せておく。だ。
さてと
吉と出るか、京都出るか。結果は、お楽しみに。
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