Turtleship Shave Co. のシェービングブラシを買った
毎度の道具自慢、とてもいいブラシができてしまった話です。
手作り品を販売するサイトを眺めていると、凝ったデザインのシェービングブラシがたくさん見つかります。
顔や石鹸に触れる部分であるノット(穂)の供給源はおおむね中国に工場を置く数社ですから、ブラシとしての性能は(極端に持ちづらい等のケースを除いて)大量生産品も個人制作の一点物もさして変わりません。
となれば安価に供給される品質の高い量産品(Yaqi等)でいいやとなる反面、性能が一緒なら持ち手に凝りたいという話も成立するわけですね。
少し迷った後に、挽き物の凝ったハンドルのブラシをTurtleship Shave Co. という所で買いました。
手持ちのYaqi製と比べて、圧倒的に正確な整形と樹脂の品質の違いを感じます。暗い所で光るし。
何度か使ったところ、もともと付いていた化繊ノットは好みではないと気がついたので、アナグマの物と交換を決意。
どんどん後戻りできない感じになっていきます。
ノットの交換は「蒸し器(概念)で接着剤を柔らかくして現ノットを引き抜き、新しいノットを接着」が一般的な手順との事でした。
が、
・熱の管理と樹脂への影響に自信が持てない
・現状の化繊ノットを取っておく必要がない
などの理由から、物理的な手段(破壊)で交換することに決めました。
現ノット除去のプロセスで、化繊ノットがいかに頑丈に作られガッチリと固定されているかを思い知るのですが、それはともかく。
見た目が静かで好みの、暗い所で光る、肌当たりの実にソフトなシェービングブラシが誕生してしまいました。
接着直前の様子。穴の完全な清掃を諦めた様子がうかがえます。
ハイ出来た。きれいなブラシだなァ。
これはこういう毛むくじゃらのかわいい生き物という感じもする。
というわけでいいシェービングブラシができた自慢でした。
いわゆるカートリッジ式のカミソリを使うときも、シェービングブラシで泡をしゅぱしゅぱ塗るのは大変に気持ちがよいものです。みなさんもぜひ試してみてくださいね。
頂いたサポートは新しい研磨資材等の購入に充当いたします。