具体的なコーチング3つのテクニック
前回の概論に続いて今回は各論について書いていきます。
①傾聴
コーチングでは、相手に関心を持ち、心を傾けて聴くことが重要です。この傾聴はコーチングスキルの土台と言われるほど、重要なスキルであり、「質問」とともにコーチングの肝になります。以下に傾聴を行う上で必要となる基本スキルについて説明します。
①-1:コーチングにおける傾聴の基本スキル
■態度と姿勢>
傾聴を行う際には、まず大前提として話し手に対し「私はあなたの話に好奇心があり、集中して聴きたいと思っている」というメッセージを、態度と姿勢をもって伝えなければなりません。小手先のテクニックを駆使するだけでは
■位置関係・距離感
話を聴く際の席の位置により、話し手に与える心理的印象が異なります。座り方には、「対面法(まっすぐ対面して向き合って座る)」「90度法(相手に対し90度横の角度で座る)」「平衡法(相手の横に座り、同じ方向を見るようにしながら傾聴する)」の大きく3つの方法がありますが、特に初回面接等では「90度法」が緊張等の影響も少なく推奨されています。距離感に関しては、「6-1-2」を参照ください。
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