管理職のタイムマネジメント
皆さんこんにちは
火曜担当の長澤です。
前回までの記事で管理職は「経営サイドと現場の橋渡し」「組織の仕組み、ルール作り」が役割として重要と書きました。
これらの業務をこなそうとすると時間が必要です。
しかし多くの方が業務量が多くて大変‼︎もっと時間があれば‼︎と思いながら日々お過ごしではないでしょうか?
今日は管理職のタイムマネジメントについて書いていこうと思います。
【目次】
①リハ部門管理職の現状
②管理業務時間を作るポイント
③まとめ
①リハ部門管理職の現状
確かに時間があれば仕組み・ルール作りや業務マニュアル作成など色々な業務ができます。しかし実際にはリハ管理職の多くがプレイングマネージャーでその時間がないと感じています。職場の規模にもよりますが比率もプレイが8割くらいの方が多い気が…(それが悪いとは思っていません)
そもそもリハビリ部門のトップが本当に管理者として、経営サイドから位置づけられているかを考えていく必要があります。リハビリ部門の管理者は数十人の部下を抱えても終日管理業務に終始することは難しいと思います。1日の中で半日以上の時間を臨床業務にあて、手のあいた時間に管理業務をおこなう場合が多いと思います。
これはリハビリテーションの診療報酬が出来高の単位数に紐付けられているので、経営サイドは「療法士数×単位数」と認識しているためです。そのため管理者でも一定の診療実績
を求められる事が多いです。
すなわちリハビリ部門の成果が「成果=単位数」となっているわけです。
正直この状況では時間を作ることは難しいです。
②管理業務時間を作るポイント
私はリハビリ部門の成果を変え、時間を確保する方法をお勧めします。
すなわち経営サイドに「成果=単位数」から目標値を変える様に交渉して、時間を確保するのです。
療法士は単位数以外でも売上に貢献できます。
例えば整形外科のクリニックを例に上げると…
リハビリの評判を上がれば、口コミで来院患者数が増える可能性があります。この場合は初診料、各検査料など他の算定数が増えるため売上U Pに貢献できます。しかしリハビリの評判を上げるには教育体制と管理を強化しないといけません。
ただ単に「教育体制を強化したいので時間を確保したい」と交渉するよりも「増患のために 教育体制を強化したいので時間が確保したい」と交渉した方が受け入れられる可能性が高いと思います。(実際はもっと具体的に提案する必要あり)
この場合であれば成果が「リハビリ新患数と終了数」、「リハビリの離脱率」、「クリニックの初診数」などになってくるでしょうか。
管理業務は求められる成果により手法が変わります。そのため成果から逆算して管理業務を設計しなければなりません。なおかつその成果を経営サイドともに設定する必要があります。リハビリ部門だけで考えるのではなく組織全体の枠組みで考えると成果の捉え方が広く持てると思います。
③まとめ
結論として管理業務の時間は確保するのではなく、「時間を作る必要がある」が今回のお伝えしたいかった事です。
経営サイドとの関わり方、仕組みルール作りの具体的な方法はまたの機会に…
今日はこんな感じで!
それではまた来週!
執筆:長澤和司
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