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僕が”リハコン”を作った理由


今回は、
私がリハコンを立ち上げた理由とその経緯
をお伝えしたいと思います。


私の持っている価値観、人との出会い、クライアントへの関係性、そして現在。。。それぞれについて、少しでもお伝えできればと思います


1.コンサル時代に感じた課題感

私は、元々地方の病院にて坊主頭で作業療法士として勤務していました。

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写真からお察しの通り、
臨床は日々楽しく、やりがいを持って仕事をしていました。


しかし、臨床5年目の秋、
経営コンサルティング会社
に転職することを決意しました。


現場では解決しきれない課題を、
経営コンサルタントという立場ならば、
より根本的な課題解決ができるのではないか、
と考えたためです。

そして、
とある経営コンサル会社に、
ビジネスのビの字も知らない中、
医療専門職の第一号社員
として入社することになりました。


2.コンサル会社に転職して

入社後、
クリニック、病院、介護事業所
の経営支援をする部署に配属されました。


入社直後は衝撃の連続でした。

病院時代とは求められることが違いましたし、
社員のみなさんが、

”超成果主義”
”仕事大好き”
”いろいろクレイジー”

今まで病院で働いていた方々とは異なる人種という感じ。

また、尊敬する先輩のコンサルタントは、
知識が豊富で、本当に数多くの案件が経営改善されていく、、、

大変刺激的な環境でした。


そんな環境で揉まれ、
私も成果も出せるようになり、地道にクライアント様を獲得。


常に20法人程度を担当させていただけるようになり、
もちろん慌ただしい日々でしたが、
コンサルティングとはいい仕事だなと
やりがいを感じていました。


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全国飛び回ってこんな地方まで行ってました。。


2.セラピストの経営参画を思う

ただ、医療機関の経営を支援する中で、課題も感じていました。

「医療機関の成果ってなんだ・・・?」と。

医業収入を確保することは、
もちろん重要ですが、
収益増加やコスト削減といった部分に主眼がおかれすぎると、
何かがブレるのでは。。。


そんな悶々とする中、
とある病院理事長の先生とこんな雑談をしました。

先生:医療業界にも、民間企業など外部の視点は大事。だけど、外部の視点が入りすぎると、バランスを崩す。だから、医療の本質を理解していて、かつ、経営が分かってる人がいるといいよね。そういう人が医療経営に関われば、変な方向にはいかないでしょ?

北垣:医療の本質を理解している人ってどんな人なんですか?

先生:患者さんの人生に貢献した経験がある人じゃない?だから、うちの法人には、経営企画や事務職にも看護師やセラピストを積極的に起用しているんだよ。


なるほど。


確かに、
そんな人材がいれば、とても素敵な医療提供ができそうな気がする。


医療職が、経営に参画する、もしくは、医療職が経営支援をする


この会話をきっかけに、
セラピストが経営側で活躍できるようにしていきたいと考えるようになりました。


3.リハ科の組織運営を思う

過去たくさんのリハ科を見てきましたが、
とても”素敵”なリハ科もあれば、
うまく機能していないリハ科
も見てきました。

※”素敵”を明確に表現することは難しいですが、、、
・スタッフのエンゲージメントが高い
・しっかり収益を出して居る
・離職が低い
・臨床能力の水準が高い
・みなさんイキイキしている


”素敵”なリハ科には、下記が共通していました。

・リハ科のミッションやビジョンが共有・浸透している
・適切な教育の仕組みがある
・適切な評価、報酬体系がある


そして、
上記のような考え、仕組みを多くのリハ科が正しく理解して導入できれば、いい組織が増え、その組織の診療の質が向上するのではないか。


リハ科が”素敵になる”
 ↓
リハの質が高まり患者さんがよくなる
 ↓
自然と患者さんが集まる
 ↓
その結果、組織の利益が安定、向上する
 ↓
職員に利益を還元、設備投資に還元
 ↓
・・・

といったイメージ。


そして、
リハ科運営に課題をもつ組織にに対して、
”素敵”なリハ科を作ってきた外部のセラピストが介入することで、
組織が変わるのではないか。


そう考えるようになり、
これらの仕組みもなんとか作っていきたいと考えるようになりました。


4.人との出会い

上記のような、セラピストが経営や組織づくりに関わる仕組みを作りたいと思いつつも、日々の仕事に追われ、なかなか考えられていませんでした。

そして、いろいろとあり、
約5年努めたコンサル会社を退職することになりました。

そんな時、名古屋のOT/キャリアコンサルタントの彼

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に、
「セラピストが外部から現場を支援するカタチがあるといいと思わない?」
「セラピスト経営参画するといいと思わない?」

というコンサル時代に思っていた考えを話したら、

「いいじゃん。やろうよ〜。」

と。さすが。


それから、茨城で大活躍されている氣田さんに出会わせていただき、

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その、働き方や、実績、仕事に対する姿勢に、胸を打たれました。

また、その後も次々と、

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多くのセラピストに出会わせていただきました。

彼らは、

・医療法人の経営に参画し、素敵な法人作りをされている
・”地域包括”の視点を持ったクリニックの立上げ支援
・大学院で最前線の臨床研究をしている
・マーケティング、経営分析にたけている
・医療、リハビリへの熱い思い


と、私よりも遥かに能力の高く、
人柄も素敵で、尊敬できるセラピストの方々。


やはり、
こういう方々が、現場改革に関わる仕組み作りたい。。。


そう確信しました。


5.リハコンの設立

そして、
そんなタイミングで、いくつかの医療機関より

「リハ科の質をあげたい」
「”地域包括ケア”の思想をリハ科に浸透したい」
「介護事業やりたい」
「リハ科立ち上げたい」

といったご相談をうけました。
(※何事も縁とタイミングですね。)

そして、先述した彼らと提案させていただくことになりました。
そこで、依頼を受けるにあたり会社という組織にする必要があると考え、

合同会社リハコン

を2020年4月に設立しました。

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ちなみに、
リハコン
の名前の由来は、

「 リハビリテーション × co-creation(共創) 」

略して

「リハコン」

です。


クライアント(経営者、スタッフ、患者さん、地域)と、
リハコンとで、

”良いもの”を共に考え、創る(共創)

といスタンスを貫くという想いが込められてます。


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リハコン決起集会の時の様子


氣田さんのFacebookに、
私の言いたいことが、非常にわかりやすくまとめられてます。。。

https://www.facebook.com/100003569857198/posts/2751347164994252/

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6.リハコンの現場支援活動

現在、設立して3ヶ月半になりました。

リハコンとしていくつかの医療機関様からお受けしている仕事ですが、
下記のようなものがあります。

■リハコンがご依頼頂いている仕事
 ・リハ科の教育システム構築
 ・クリニックの開設
 ・リハ科の立上げ
 ・医療法人の介護事業の支援


全て、リハコンメンバーであるセラピストが請け負っています。


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長澤さんの支援の様子


まだ始まったばかりですが徐々に”成果”(※)が出はじめています。

※”成果”は現在、クライアント様のご協力のもと検証中で、結果が出次第報告します。成果が定量的に報告できたらセラピストがこうして活躍するのをスタンダードにできるかなぁ。


定量的な”成果”以外の部分でも、クライアントさんからも
「本当に現場を知っている分、納得感が強い」
「スタッフもやる気が出る」
「医療の大切な部分を理解してくれているから信頼できる」
「示してくれるビジョンにすごく共感できる」

といった、お声をいただいています。


ただ、
”お声”なので、実際にアンケートとって結果を見るのがドキドキですが。。。


現在のリハコンの医療現場での活動はそのような感じです。


まだまだですが、
自分の考えていたことは間違っていなかった
という予感に溢れています。


7.リハコンの情報発信

リハコンはそのほかの活動として、

リハ職が経営参画することの実際
リハ職による組織マネジメントの実際

を広く知っていただけるよう

noteという媒体で、毎日更新のブログ記事を書いています。

リハコンマガジン


また、

八千代病院の 松山太士 先生
花の丘病院の 木村圭佑 先生

という、

現場でバリバリ
リハ科のマネジメントで成果を出されていらっしゃる両先生にご協力いただき、オンラインセミナーでも毎月情報発信しています。

リハコン松山先生オンラインセミナー

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また、
ゆるっとしながら学べるオンライン飲み会も開催しています。

スナック氣田vol1:ゲスト吉田直紀さん

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ぜひ、少しでも興味がある方は、
お気軽にご参加いただければと思います。☺️



8.最後に

リハコンは、まだまだ、
始まったばかりで、正直力不足は否めません...


ただ、

セラピストとして”良い”ことをクライアント共に創っていく

ことは、
ぶらさずに日々精進していければと思います。


長々と拙い文章をお読みいただきありがとうございます。
今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします!

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リハコン 北垣

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