2021年のクリニック経営を考える
今回は、2020年最終日の記事となります。
今年も一年様々な事件がありました。
特に影響があったのが、新型コロナウイルス。
この影響で、医業収入を大幅に下げたクリニックもあるでしょうし、働き方に変化が生じた方も多いと思います。
しかし私は、来年以降、さらにクリニック経営に関して環境変化が激しくなると考えています。
今回の記事では、少し大きいテーマですが、来年以降のクリニック経営をどう考えるか、お伝えしたいと思います。
クリニック経営をとりまく外部環境の変化
日本の一部の自由診療のクリニックを除き、クリニック経営は公的保険のルール上で成り立っているクリニックがほとんどです。
また、特別なマーケティングも行いにくい業態のため、人口や立地に大きな影響を受けます。
クリニック経営に影響を与える外部環境の変化としては下記のことが考えられます。
・人口の減少
・クリニックの増加
・社会保障費の増大
・新型コロナウイルス
・人口の減少
まず大きな影響を及ぼすと考えられるのが、人口の減少です。日本の人口は現在、すでに減少傾向に入っています。しかし高齢者人口が増加しているため、医療の需要は伸び続けています。
しかし、2025年をピークに、高齢者人口が現象に転じるため、外来需要が減少すると言われています。
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