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プロンプト不要の生成AIの凄さ‼️ 物語を入力するとそれに合った画像を生成して、漫画や映画をAIが自動生成。


プロンプト不要、生成AIで誰でも物語からマンガが作れる


テキスト-画像生成AIは物語性のある複数の画像を生成するのが苦手だ。複数の画像で、設定に一貫性を持たせるのが難しいからだ。だが最近、物語を一度入力すると、それに合った一連の画像を生成するサービスが登場した。



13年前、ジャーナリズムの授業の宿題で、私は高級キャットフードを食べる男に関する馬鹿げた短い物語を書いた。今朝、私は「ロア・マシーン(Lore Machine)」という生成(ジェネレーティブ)AIプラットフォームが、自分の書いたおかしな話に命を吹き込むのを座って眺めていた。

自作の物語をテキストボックスに入れると、次のようなメッセージが出た。「シーン、ロケーション、キャラクターと、雰囲気を特定しています。このプロセスには最長2分かかる場合があります」。ロア・マシーンは、テキストを分析し、キャラクター描写と言及されたロケーションを抽出してから、そういった情報の断片を画像生成モデルに渡す。やがて、画面上にストーリーボードが現れた。半ば忘れていた自作のキャラクターたちの鮮やかなマンガ表現をクリックしながら、私の心は踊っていた。



 
1年以上の開発期間を経て、現在ロア・マシーンは初めて一般に公開されている。1カ月10ドルで、10万語(1度に3万語まで)のテキストをアップロードし、短い物語、台本、ポッドキャストを書き起こしたものなどから、80枚の画像を生成できる。ヘビーユーザー向けの価格設定もあり、エンタープライズ・プランは1カ月160ドルで、テキスト224万語、画像1792枚までに対応する。イラストは、用意されたさまざまなスタイルで生み出され、マンガから水彩画、80年代の低俗テレビ番組風まである。

広告制作会社モダンアーツ(Modern Arts)の創業者であるザック・ライダーは、ロア・マシーンの創業者であるトビー・カンピオンCEO(最高経営責任者)にロア・マシーンに何ができるかを最初に見せられてから、早期アクセス版を使ってきた。ライダーが短編映画の台本を送ると、カンピオンCEOはロア・マシーンを使って、一夜のうちにそれを16ページのグラフィック・ノベルにしたのだ。

「トビーが自分の画面を見せてくれたのを覚えています。私たちみんなが、ただただ完全に圧倒されました」と、ライダーは言う。「画像生成の面ではそれほどでもなかったのです。ストーリー性の高さに圧倒されました。物語の流れからキャラクターの感情まで、最初からバッチリでした」。

モダンアーツは現在、ロア・マシーンを用いて、ネットフリックスの『ラブ、デス&ロボット(Love, Death and Robots)』の制作者が書いたテキストに基づくマンガシリーズの架空世界を生み出している。


語り手が小さな商店でキャットフードについてのジョークを言う男に出会う。
LORE MACHINE / WILL DOUGLAS HEAVEN
中身に目を向ければ、ロア・マシーンはおなじみのものでできている。大規模言語モデルがテキストを読み取って、人や場所に関する描写と、全体の情緒を特定し、ステーブル・ディフュージョン(Stable Diffusion)のあるバージョンが画像を生成する。群を抜いているのは、使いやすさだ。私が自作の物語のアップロードからストーリーボートのダウンロードまでにクリックしたのは、6回ほどだったと思う。

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