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待降節 待つことを楽しむ

今年も待降節になりました。
キャンパスのいたるところに、クリスマスの飾りがされています。

校舎ごとのリース、聖樹。クリスマスについてのお話を聞くこと。
もうすぐある厳かなコンサート。献金用の絵の描かれた封筒。
少しずつ準備をしたり、その日のことを考えたり。
この期間のキャンパスは、楽しそうで、そして厳かです。
待降節は、待つことを楽しむ期間なのだと思います。

そういえば、待つことが仕事という職業があります。
教師です。
J・デューイは、将来役に立つように今は我慢の学習をさせることを「準備教育」として非難しました。
今、自分自身で学ぶこと以外には、どこにも学びはない、というのです。
私も、教室の子どもたちの上に、この今の学びを願いつつ過ごしてきました。

それでも、教師なら誰でも、きっといつも待っています。
たぶん見ることのない花が咲く日を待ちながら、心楽しく過ごしています。

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