なぜココナッツオイルでパンなのか?1
なぜ、ココナッツオイルを作り始めたのか
今日は私たちが、
ミャンマー産ココナッツオイルをなぜ作り始めたのか。
少し聞いて頂きたくて、お話させて頂きます。
2015年2月、国際協力のNPO事業として、
ミャンマーの村おこしに役立てるために
当時、日本でも流行り始めていた
ココナッツオイルの研究開発をスタートしたことに始まります。
自然発酵自然分離ろ過製法
COCOROLLのココナッツオイルは、
東南アジアに伝わる伝統的な製法で、
火を使わず、じっくりと一滴一滴を自然にろ過させながら作る、
~自然発酵自然分離ろ過製法~
という古来から伝わる伝統的な製法で作られています。
この生産法は、工場生産法と大きく異なり、
一つひとつが手作業で、
衛生管理が問われる地道な製法です。
しかも、ココナッツオイルを作るにあたり、
ココナッツの実を収穫しなければなりませんが、
村の人々は、質の高いオイルを作るために
20M~30Mの高さのヤシの木に素手で登り、
実を採ってこなければなりません。
少しのミスで命を落とす危険な仕事です。
毎年、どこかで亡くなられる人がいる。と聞いています。
でも、下に落ちた実は品質が落ちるので落とすわけにはいかない。
とオイルのために一生懸命、頑張ってくださっていました。
↑の写真では伝わりにくいですが、とんでもなく高いところです。
自立支援では、支援側がどれだけ汗を流して伝えても、
浸透しない、継続されない、
といった壁にぶちあたることは少なくありません。
しかし、このプロジェクトを開始したミャンマーの小さな村は、
地道に懸命に、そして誇りを持って
ココナッツオイルを量産し続けてくれました。
とても質の高いオイルが生産できるようになったことから、
村の経済的自立をかなえるため、
陽月堂株式会社の事業として引継ぎ、
日本で紹介していくことになりました。
この村のココナツオイルを安定生産させ、雇用を生み、村の産業になること、そして、日本の皆様の健康に役立ち、喜んでいただけることを願って、ミャンマーの村とNPO法人とも協力連携をしながら事業を展開しています。
ミャンマー人の方々の気持ち
実は当初、ミャンマーの村の方々にココナッツオイルの製造をお願いすると、
「日本のような技術が発達した国で自分たちのオイルを買ってもらえるなんて、 ありえないだろう。」
となかなか了承してもらえませんでした。
「 技術では、何をやっても負ける、気に入ってもらえるわけない」
と思い込んでいたミャンマーの村人たちを、
弊社のウィン代表は、
「日本の人たちは、気持ちを買ってくれる」
と説得し、ミャンマーでの製造が始まったのでした。
実際に販売が始まると、1年の予約待ちまで出るほどの高評価を得ます。
その結果を聞き、ミャンマーの村の方々も
自分たちのオイルに自信を誇りを持って製造してくださるようになりました。
日本でのココナッツブームは去りつつありましたが、
村の人々はコツコツと、単なるお金儲けでなく
日本人に対して、人に対して、喜んでいただけるよう、人のためになることと思って一生懸命に製造をしてくださっていました。
そして、なによりココナッツを収穫する作業というのは命がけであるのに
「続ける。」
と意志を固めてくださっていた。
ウィン代表は 「このココナッツオイルの事業をなんとか継続させるために次は何をしようか」と考えます。
そこで、ココナッツオイルでパンを作る案がでます。
しかし、そもそも社長はパンがあまり好きではありませんでした。
どうしてパンをつくることになったの???
と思われますよね。
長くなりましたので、次回に続きます。。。
次回に続くとか、
私自身あまり好きではないんですが、
集中力が切れましたので、ここまでで。。。
申し訳ございません。。。