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妊活と、結婚するまでの話。

🐻‍❄こどもが欲しいと思えるまで①🐻‍❄

3年の中距離恋愛を経て、29歳で結婚。夫は36歳でした。結婚してすぐは、まだこどもが欲しいと考えてませんでした。

結婚を機に夫の実家に転居。仕事も転職して、新しい土地、家族、職場などの環境に慣れるのが精一杯。
やりたいこともあり、外で働くのは私が希望したことでした。“夫の両親と近くに住む祖母もまだ元気だから、家族が夫の弁当屋を手伝える”という状況もありました。

私がやりたかったことは「食を原点から食べるとこまでトータルで伝える」ことでした。

⌛結婚前の話…。
私は管理栄養士と教員免許(栄養教諭/家庭)の取得を目指せる大学を卒業しました。在学中、流通の講義があり “安心安全な食材が安定的に供給されなければ、栄養云々言ってる場合ではない?!”と感じ、農業をはじめとする1次産業の重要性に興味を持ちました。
資格は無事取得。卒業後は農業の道に進めないかと就農活動を行いましたが、希望する道には進めず…。
地元に戻り資格を活かした仕事で2年。とある生死に関わる経験から “生きてる限り、いづれかは死ぬ。いつだって死ねるし、死ぬ可能性がある” ということを痛感し、「人生は一度きり。周りにどう言われようが最後は自分の選択で進んでいる。いつ死んでも後悔しない生き方をしよう」「自分に関わってくれる人、自分を大切にしよう」と心に誓いました。(この経験は、私自身が結婚に踏み切ったり、こどもが欲しいと思うまでに長く時間がかかった理由です)

その後、仕事を続けながら諦められなかった農分野への転職活動を行いました。就農活動中に出会った農家さんから、新規6次化予定の農家さんを紹介してもらい、面接を重ね無事雇ってもらえることになりました。
新規事業ということもあり、とにかく仕事に邁進。寝る以外は仕事、仕事、仕事でしたが、やりたかったこと、むいていたこと(多分)、自分で決めたことだったので会社のため、自分のために過ごした時間でした。
2年経とうとする頃には、雇い主の知人や仕事関係でたくさんのリスペクトする農家さん達に出会いました。その中で、農家さんに恋することも、そして失恋も。農家さんから一緒に農業をして欲しいとプロポーズされることもありましが、雇ってもらったばかりの会社を優先させてもらいました。(就職するより先にアプローチしてくれていたら、その方に永久就職していたかもしれません。出会いはタイミングですね…)
とは言え、周りの友達に結婚した人が増え、ときめきも欲しく…、少し結婚を意識した恋愛をしてみようと。休みに休みが取れるようになった頃、何度か少人数制の婚活に参加をしてみました。(比較的休みの日も、別部門の仕事を好きでしてました)

⌛夫との出会い…。
とある時、休みが不規則、平日だったので、開催している隣県の婚活パーティに参加することにしました。そこで出会ったのが夫です。
今でも鮮明に覚えています。あの選択がなければ、出会うことができなかったので…。
その日の婚活パーティは、夕方開催でした。午前中活動しすぎたため(日頃の溜まった家事を頑張りました)、電車と移動2時間の会場へ行くのに少し疲れを感じ、キャンセルをしようかという思考が過ったのです。ただ、「プチ旅行にもなるか」と思いとどまり、重い腰を上げて参加したのでした。
こちらでは最後のカップリング以外に、途中で連絡先を交換する機会がありました。夫とは最初の席で向かい合わせになり、開始までの時間を含めて会話をする時間が長くありまりました。参加した方の中で一番話しやすく、優しそうで可愛らしい方だなというのが第一印象でした。無事連絡先を交換。カップリングは恥ずかしかったので、希望欄を空白で提出し、連絡を取り合いたいと直接気持ちを伝えました。私は終電の時間があったので、その日はすぐに帰宅をし、やりとりが始まりました。
1年ほど中距離恋愛(1〜3ヶ月に1回のペースでデート、ほぼ毎日電話)を続け、交際が順調に進む中で、通勤時間が自転車10分から電車で1時間になりましたが、夫の実家(職場)と私の職場の中間地点(隣県)に引越しを決断しました。仕事の日は終電で帰ることがほとんどでしたが、夫と会えるペースは週1回(休みが合わないので、夜のみでしたが…)に増えたので、今まで以上にお互いのことを知る時間が増えました。
そんな生活を半年ほど続けた頃、私の家で夫から将来の話(プロポーズ??)がありました。

夫にはプロポーズ??を受ける前に、過去の経験とその経験でいろいろと臆病になっていること、その反面生きる上で後悔しないための行動はしていることを話をしていました。
まさか自分が結婚したいと思えるほど、向き合える人に出会えるなんて思ってませんでした。
また夫には、結婚したとしてもこどもが欲しいと思える(命と向き合う覚悟ができる)まで待って欲しいと伝えました。夫も「2人の時間を楽しんだらええ」と行ってくれました。

次回につづく。

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