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#継ぎ接ぐこと
昔から一目惚れで手に入れた端切れを沢山集めています。どれも愛着があって端切れ屑が捨てられないので、最大限活用するために生地を継ぎ接いでマスク作成しようと思い立ち、実際に継ぎ接ぎマスクをいくつか作成したので、記録として公開します。
継ぎ接ぎマスク*紫花柄
ゴミ箱行きの端切れ屑を寄せ集め、足りない部分は無地のリネンでカバーしました。
継ぎ接ぎマスク*緑花柄
継ぎ接ぎ自体がデザインっぽくなるようにしました。
継ぎ接ぎマスク*焦げ茶無地
継ぎ接ぎマスク*珈琲豆柄三部作
因みに、珈琲豆柄の生地は、5年程前に端切れセットとして購入したまま、大事に取っておいた生地です。
クレイジーキルトを知る
こうしてマスク作りに没頭し続けているうちに、生地を継ぎ接ぐ魅力にハマってしまいました。よくよく考えたら、やっていることはキルト、パッチワークのようなものでした。ただ、整然としたパーツを継ぎ接ぐパッチワークではないよなあ、自由に継ぎ接ぐような手法とかあるのかと調べてみると、「クレイジーキルト」という手法がありました。
適当という言葉に惹かれ、とにかくやってみたい!と思い、早速見様見真似でクレイジーキルトのがま口を作ってみました。適当すぎてカタチが微妙になったので、縫いつける口金で強引に仕上げました。
適当に作った割に結構可愛くできました。これからクレイジーキルトでがま口作りにハマりそうです。
継ぎ接ぐ魅力とは
「クレイジーキルト」をキーワードに色々検索してみると、「エフェクチュエーション」というキーワードがヒットしました。
エフェクチュエーションとはいったい何なのか?これはインドの経営学者であるサラス・サラスバシー氏が2008年に体系化した意思決定の理論だ。優れた起業家は連続して新しい事業を立ち上げ成功することがあるが、彼らには産業・地域・時代に関わらず共通した思考プロセスがあるという。それを発見し、体系化したものが「エフェクチュエーション」だ。
5つの行動原則の中に「クレイジーキルト」が入っていました。
「クレイジーキルト」の原則は、エフェクチュエーションのなかでも、関係性やつながりを考えるときにポイントとなるものだ。クレイジーキルトとは、不定形の布をパズルのように縫い付けたキルトのこと。自分を取り巻く周囲において、コミットする意思を持つすべての関与者と交渉し、関係性を持ちながらパートナーシップを作り上げていくことを表す。
多様な関係性を持ちながら、つながりを考えてパートナーシップを作り上げるって、まさにこれからの仕事で求められていることやなあ、クレイジーキルトの原則を知ることができて良かったです。他の行動原則もこれから勉強してみようと思います。
図らずも、生地を継ぎ接ぐ魅力にハマったことで、仕事の考え方、思考プロセスの体系化としての「エフェクチュエーション」を知ることができました。
継ぎ接ぐことは、多様な関わりをゆるくつなげるようなパートナーシップを構築することだと解釈できそうです。なので、がま口を社会に見立て、継ぎ接ぐことを楽しみながらパートナーシップを表現してみよう。
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