
スタッフブログ#4:ピアスタッフの目線で感じること 〜ゆーとさんから〜
皆さんこんにちは!CoCoTELI代表のとーいです!
日々の活動やスタッフの感覚、目線を不定期で共有するスタッフブログ
日々出会う子ども・若者や活動のリアルについて伝えていこう!と試行錯誤してみるこの企画。
第4回はピアスタッフのゆーとさんから。

山縣 勇斗(やまがた ゆうと)
2000年生まれ。NPO法人CoCoTELI理事。
大学1年次に母親が精神疾患を患い、父親もアルコール依存症気味である家庭環境の中で情緒的ケアなどを経験。
大学3年次にCoCoTELIと出会い、2023年からCoCoTELIでも活動している。
最近ハマっていることは、ランニングとポケモン
代表のとーいと勝負するe-footballにもハマっている⚽️
こんにちは!CoCoTELIのピアスタッフとして活動している山縣勇斗です。
前回のスタッフブログでも書いていたのですが、自分はもともと当事者としてCoCoTELIに相談をしていたところから活動をするようになりました。そして、CoCoTELIに所属してから1年半と少しが経とうとしています。
活動してきた中で、ピアスタッフの目線で感じることをお話しさせていただきます。
「その気持ちなんかわかる」と、感情の居場所になることができる
「家から離れたい」、「もう自分のことだけ考えていたい」
そんな投稿がSlack(CoCoTELIの掲示板)に流れてくることも少なくありません。
そのときには大体、自分自身が経験してきた過去の回想シーンが投稿を見て頭の中に流れてきます。
そのシーンから今目の前にいる一人一人が見ているシーンを想像し、その気持ちを感じ取っていくプロセス。そこから発せられる「なんかわかる」という反応は、悩みを発している本人を1人にしないと言う意味でとても大きな意味をもつと思っています。
実際に、「初めて悩みを話すことができて少し安心できた」「同じようなことを悩んでいて自分がいけないのかと思っていたけどそれだけじゃないと思うことができた」と伝えてくれる子ども若者もいます。
あなたはあなたで、自分は自分
しかし、自分は目の前の子ども若者ではない。
「その気持ちわかる」ではなくあえて「なんかわかる」としましたが、この「なんか」が大事なのではないかと思っています。
その人の気持ちに完璧に寄り添うことはできないけど、限りなく近いところにそばにいて、一緒に悩むことができる。ここがピアスタッフとしての強みだなと考えています。
これまでの関わりでは、「なんかわかる」を「自分はあなたの気持ちをわかっている」にしてしまったこともあるかもしれません。
その瞬間、自分は今目の前のあなたになってしまう。それは境界線を曖昧にし、傲慢でもあることなのではないかと、反省する思いもあります。
この「なんかわかる」の距離感をいつまでも大事にできるようにしていきたいです。
ピアスタッフだけではできない。専門職だけではできない。だからこそのチーム
そして、相談では生活保護の話や薬のこと、入院のことなど専門的な知識がないと対応が難しい場面が多いです。
そのときに感情の居場所になるだけでは物事が解決しないからこそ、専門職が重要な役割を果たし、チームで子ども若者と一緒に歩みを進めていくことが大切だと考えています。
一方で、大人への相談のハードルが高く年齢が近いピアスタッフとの相談がいいという声もあります。
やはりピアスタッフと専門職の連携がとても鍵になるのではないかと思います。
このように、ピアスタッフだからできることもあるけど、できないところもたくさんある。チームがあることの大切さを感じる日々です。
一方で、個人的にはピアスタッフとしてできないことが目立ち、専門職との「連携」という言葉に逃げて自分が目の前の子ども若者を支える責任から逃げしまいそうになる苦しさを感じるときもあります。
だいぶ赤裸々に書きすぎたかもしれませんが、このような苦しさも認識して自戒を込めていきたいです。
日々学びながら当事者と共に歩めるCoCoTELIでありたいなと思っています。
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