俳句 冬の五句とつれづれ
風花のゆく道照らす破顔こそ
手ぬくめて転居届にかかる雪
山茶花のくれない灯る子の頬よ
陽のあたる縁側に初すずめ来る
鳥影よ初日の入の地平まで
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こんにちは。ハイクサークルに投句をした五句を掲載しました。今回ははじめて、「人事詠」と「自然詠」を意識して詠んでみました。これまで、はっきり意識はしてこなかったのですが、自然詠のためには(当然ですが)自然に触れなければ難しいことを、身をもって感じました。
といっても、雄大な山々や川、海などだけではなく、自然の魅力は実はもっと身近に潜在しているのかもしれない、と思います。例えば住んでいるマンションのアスファルトを割って芽を出す雑草のことを詠んでもいいと思うのです(「ど根性なんとか」、っていっとき流行りましたね)。
俳句を詠むことは、自分にとって「楽しい」に加えて自分以外のこともの、自然や他者に想いやまなざしを馳せる豊かな体験なのかもしれません。
さて、仕事でとてももやもやっとする出来事があって、しばらくそれに思考を奪われていたのですが、納得できる/できないにかかわらず、とにかく「いくら考えていても楽しくない!」と思い至ってしまいました。
とんだ快楽主義者か自分は、とも思いましたが、いつまでも同じ議題でうじうじするのも、ほんと全然面白くないというか。「飽きた」と実際に声に出してみたら本当に飽きたので、もういいや、まぁいいやと思うことにしました。「まぁいいや」は魔法の呪文。
傷ついていないかと聞かれればそりゃあ傷ついたし、納得なんて全然できていないけれど、「しゃーない!」。そのうち、忘れることでしょう。忘れっぽい己の頭のスペックに、今は感謝すべきなのかもしれない(-v-;)
日が暮れるのが遅くなってきましたね。季節は一歩ずつ春に向かっていることを感じさせてくれます。まだまだ寒いですが、昼間は南向きのリビングでぽかぽかしていたので、エアコンをつけずに過ごすことができました。
テレワークの日は気持ちが沈みがちになることがわかってきました。都心まで満員電車はまだちょっと怖いけれど、一日中自宅でじっとしているのも心が淀みます。バランスが大事、なのは頭でわかっていても、なかなか理想通りにはいかないものですよね。
通勤電車が多摩川を渡るときに、季節と時間によっては水面が夕暮れの太陽にきらきら溶けるのを見ることができるので、それが出勤した日のちょっとした楽しみなのです。明日は出勤日なので、それを見られるといいなぁ。まだちょっと早いかな。
よくぞここまで辿りついてくれた。嬉しいです。