私の言葉は、ミーン、ミン、ミン(娘談)

最近5歳になったばかりの娘が、4歳の夏頃に言ったこと。

それは、私の怒って話している言葉は、セミがミーン、ミン、ミンって鳴いているようにしか聞こえないのだと。


結構、子育ての中で、娘にいろいろ言い過ぎたかなとか、キツく言い過ぎたかなと、反省することもある日々の中、

このことを知りました。


なぜこんな会話になったかと言いますと、

お医者さんで、本も書かれている養老孟司さんのお話で、

大学生に講義をする際に、内容を聞いている人と聞いていない人がいて、聞いていない人の場合として、言葉が言葉として届いてはおらず、その人たちには、雑音のような音のようなものでしか言葉が届いていないというものでした。

(あくまでお話を聞いた私が解釈した内容の一部分であり、正確ではないことをご理解ください。)


そして、この内容を聞いた私は、娘に何度も同じようなことを言っている気がするけれど、

娘にも、私の言葉が、音でしか、認知されておらず、内容が届いていないのではないかという気がしました。

なので、娘に聞いてみることにしたのです。


すると、娘は当たり前のことを答えるような様子で、

「ミーン、ミン、ミンって、セミの声が聞こえるようにしか、聞こえてないよー」とこたえました。

やっぱりそうだったのか、

でも、私が、以前言葉を強く言ってしまった際に、泣いたことがあり、あれはどういう感じだったのか気になり、そのことも聞いてみると、


「セミがうるさいよー!って泣いてた!」とのことでした。


うわー、ほんと、音でしか認知されてなかった。。

それも、私の声ではなく、虫の声。


なんだか、娘とこの話をしていたら、笑ってしまったのですが、ほんと、こっちが言っていることに対して、反応があるからといって、

必ずしも聞いているわけではないし、聞こえていても、内容どころか、私の声でないものが届いていることがあるのだなぁーと。

大人でもそうなのだから、子どもではもっと、そうなのかなぁー。

勉強になりました。

でも、強く言い過ぎて、泣かせてしまったことに罪悪感もあったので、セミがうるさいよーでよかったと思う自分もいたのが正直なところです。


とはいえ、これからも娘に話す言葉や内容は、意識しながら、

たとえ伝わらないことがあっても、想いは伝えていこうと思います。

そして、言い過ぎ、言い方に注意をしていきたいです。





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