見出し画像

【全員フルリモート】フリープランナーチームのオンライン月例会議を紹介

こんにちは。私たちは北海道札幌市に本社を置くウエディングプロデュースチームCOCOSTYLE株式会社(以下:ココスタイル)です。働く時間や場所を選ばず、自分らしくいきいきとウエディングの仕事ができる会社を目指し、プランナーをはじめとするメンバー全員がフルリモートで働いています。

フルリモート組織では、チームでの目標に向かって個人が自走できる意識作りが不可欠です。

そこで今回はココスタイルが全員の意識を統一するために開催したオンライン月例会議について、準備から当日の様子までお届けします

フルリモートチーム始動。浮かび上がった課題は「意識の統一」

ココスタイルは2019年ごろから組織化。当時4人だったメンバー数は約20人に増えました(2024年4月末時点)。職種はプランナーのほか、経理や労務、広報やデザイナー、マーケターなどさまざま。全員がフルリモートで、居住地は北海道、中部、四国、九州と日本各地に広がっています。

リモートワークで成果を出すために課題の一つとして浮かび上がってきたのは、「どのように個々とチームの目標・意識を統一するか」ということ。オフィスで常時顔を合わせられる環境に比べ、どうしてもコミュニケーション量は少なくなる傾向にあります。

メンバーはどんな目標を達成するためにどんな想いでそのプロジェクトに取り組んでいるのかを見失ってしまいモチベーションが下がってしまう。リーダーは今抱えているプロジェクトやタスクの進行状況が分かりにくくて進んでいるのか不安。その結果、チームの目標と個人の目的、それに伴う意識や行動がバラバラになってしまう……。

そこでココスタイルではメンバーが6人だった2020年ごろから、プランナー全員が顔をそろえてタスクに取り組む目的や業務にあたり大切にしたい心がけを統一しようと、月に1回のオンライン定期ミーティングを実施。いわゆる「月例会議」「全社会」などと呼ばれるものです。

内容は個々から代表荒井さやかへプロジェクトやタスク、目標の進捗を報告するというもの。自分の業務と別のメンバーの業務との連携、社外のパートナーさんやお客さまにはどのような想いを届けていくのか、バリューチェーンを意識する時間にする狙いもありました。

しかし法人化を経てメンバーが10人を超えてきた2023年末には、こんな問題が見えてきました。

・会社全体としての目標とそこまでの道のりを見通しにくく、個々の目標設定の精度にばらつきがある
・プロジェクトやタスク一覧のなかのできていないこと、できなかったことにばかり目が向いてしまい、落ち込む
・アジェンダが不在のため、過去の反省に留まってしまい、反省をもとにした未来への議論が生まれにくい

2024年3月から法人化4期目となったココスタイル。大きくなったチームの力を発揮していくため、目指す方向を統一して個々の連携力とエンゲージメントを上げる場へと定期ミーティング(月例会議)をリニューアルすることにしました。

目標設定時にこだわったのは、「ワクワクする」共通言語

そもそもココスタイルチームが目指す先はどこなのか。会社目標の共通認識を作るため、経営チームでミーティングを重ねました。

かなり雪が降っていた2024年2月某日。札幌に経営メンバーが集まりました

ココスタイルが大切にしているキーワードやフレーズ、目標を語るときに登場する数字などを洗い出し、「その目標は期ごとに変更するものなのか?」「時が経っても変わらない信念なのか?」など問いかけながら分類。

会社の大きな目標を決めたら、それを達成するための事業部門ごとの目標やKPIを検討。週に一度オンラインで集まり議論しながらブラッシュアップしていきました。

この過程で経営チームがとくにこだわったのは目標や数字の表現。金額や数字をマイルストーンにするのは経営にとっては重要です。しかし「その数字をゴールとして掲げ、追いかけることにメンバーはワクワクするのだろうか?」「数字は目標達成を裏付ける参考指標であり、目標そのものは数字では測れないワクワクするものにしよう!」と試行錯誤。

項目名も
・売上=拍手の数
・採用応募者数=共感の数
などのワードで表現することにしました。

内容をリニューアルするならば会議名もリニューアルしたいということで、新しい会議の呼び名は「COCOmoon」に。

由来は目標を決める際にキーワードとなった「ムーンショット」。今の私たちにとって、目標はどこへ向かったらいいか迷った時、目の前が暗くなりそうなときに照らしてくれる「月」のような存在月へ向かって一歩一歩進んでいくために足跡とこれから進む道を確かめる場という意味を込めて名付けました。

目標を達成し月へ到達したときには、ウエディング業界や世の中にとって私たちが「月」のような存在になりたいです。

月までの道のりをイラストで表現してみたもの

(余談ですが、月に向かうために議論するタイプの会議には、月を照らす存在=太陽っぽい名前をつけたいな〜なんて思っています。他の会議体はリニューアル中なので、太陽会議が誕生した際にはまたご紹介します。)

オンライン全社会開催。PC画面に笑顔が広がった

本州では春が近づき、札幌でも雪が溶け地面が見える日が増えてきた3月。COCOmoonも芽を出すときがきました。zoomに集まってきたメンバーたち。これまでの定期ミーティングと異なる新しい雰囲気にちょっとそわそわ。この日のために議論を重ねてきた経営チームもドキドキしながらスタート。

用意したアジェンダは
・COCOSTYLEの目的地はどこ?
・各部門の目標発表
・今月のトピック(3月はSNSの使い方でした)

の3つ。

まずは代表の荒井さやかが、会社の大きな目的地「月」を発表。

そして月に行くまでの道のりにたとえながら、現在地と2024年期末にはどこまで進んでいたいのかを話しました。

2024年3月COCOmoon開催時点のココスタイルは「移動中のバス」と表現。メンバー一人ひとりは乗客ではなく、運転手やエンジン、タイヤといったバスを動かす役割を担います。このバスを動かして2024年期末に到着したい目的地、すなわち拍手の数や共感の数といった目標のことは「新千歳空港」としました。

事業ごとにどんな目標を達成したいのか、そのためにはどんな課題をクリアしていくのか、どんな行動をしていくのか。話しを進めていくうちに真剣な表情に変わり、頷いたり真剣にメモをとっていたりする様子のメンバーたち。

全社会後には
・自分たちがどこにいてどこを目指すのか分からなくなっていたけど、自分がどう貢献したいか見つめ直す機会になった
・自分が目的地へ向かうためにどんなエンジンになれるのか考えるきっかけになった
・大きな目標に対して今どこにいるかが分かった
といった感想がでました。チームでひとつの目標を達成するために、メンバーそれぞれがどんな役割を果たすべきかを考える軸になる時間となったようです。

何よりも多かったのは「ワクワクした」という感想。オンラインといえども同じ空間に集まり共通の目標を掲げたことで、メンバーのエンゲージメントとチームワークがより一層高まるのではと期待できる時間となりました。最後はココスタイルでは恒例の「えいえいおー」をして解散。

晴れ晴れとしたメンバーの笑顔が、この時間の一番の成果

初開催を無事に終えたCOCOmoonですが、これはゴールではなく、スタート。フルリモートチームをより強くしなやかにしていくために、これからもオンライン月例会議のあり方を追求していきます。

COCOSTYLE株式会社は仲間を募集中です

COCOSTYLE株式会社では、ウエディングやウエディングにまつわるサービスを通して「自分らしく生きることを楽しみながら人生を歩む人が、世の中にあふれる」社会の実現を目指しています。

そのためにプライベートと両立しながら力を発揮できるよう、メンバー全員がフルリモートで、ウエディング業界では珍しい日曜祝日定休(婚礼日を除く)や18時退社などの働き方を実践。試行錯誤しながら婚礼作りや会社の仕組みづくりをしています。

私たちの思いやチャレンジに共感してくださる仲間を募集しています。ご興味があるかたはぜひ採用ページもご覧ください。