MOS試験 Excelを受けてみた！（エキスパート）攻略法教えます！
先日機会があり、MOS試験Excelエキスパートを受けて合格しました！体験談をシェアします！（上級レベルのほうになります。一般レベルは受けたことがありません。）
きっと、
・MOS試験エクセルの難易度ってどれくらいなんだろう？
・どれくらい勉強したの？
・そもそもMOS試験ってなに？
と思う人沢山いると感じてます！自分もそうでした笑
今回は、MOS試験をこれから受ける人向けに、最短でかつお金をほとんどかけず合格した方法を共有出来ればと思います。なので、ほとんどのブログは、MOS試験の概要から入っていると思いますが、読者の皆様は既に概要は知っている前提で、本当に大事なエッセンスをお話しします！
（念の為、最後のほうに概要は書いておきますね。）
1. 参考書はなに使った？
私が使用した参考書はこちらです！
この1冊だけ使用しました。これで本当に充分です。FOM出版からも出ていますが、こちらのほうが分かりやすかったです。MOS試験にはいくつかバージョンがありますが、私は2016年版を受けました。正直2019年版と比較してもはそんなに大差ないです。
会社からの指示で受けられる方もいるかと思いますが、受けるバージョンの本を購入して下さい。またエキスパートについては、2019年版のものは現時点で対策本はないように思います。2019年のもので一部「応用」と題して出ているものもありますが、総合的に試験を網羅しているものはありませんでした。
↓ ご参考 FOM出版：365&2019版の対策本
↓ ご参考 FOM出版：2016版の対策本
2. 受験料とテキスト代で高すぎる！サブスクで安く抑えることが可能！
受験料だけで1.3万円、テキスト代で3,000円。もうこれ以上お金掛けたくないという方、多いと思います。1.3万円は会社から補助が出るとしても、テキスト代は自己負担。
さらに追い打ちをかけるのが、PCに最新のエクセルをダウンロードしなくてはいけません。本に付属のCDをダウンロードし、模擬試験を受けるなら必須です。
ただ皆さん絶対にこれ以上お金を掛けたくないですよね。
Microsoftでは「Microsoft 365 Personal」というものがあります。最初の1カ月は無料です。以降年契約or1カ月契約を選択、or 退会することも可能です。
1カ月以内に一発で合格すれば、3,000円で済むということです！短期集中なので多少の負荷がかかりますが、長々やるのは全く意味ないのでささっと終わらせるのがいいと思います！
資格を保持しているから就職に有利かというところでは、正直費用対効果があまりよくないのです。普段業務でかなりエクセルは使用しているので、それなりに自信があり、会社から受けろと言われない限りは絶対に受けないと思います。
3. どれくらい勉強した？
そもそもエクセルを普段どれだけ使用しているかによって、取り掛かりやすさが多少違うと思います。普段財務の仕事をしている関係で、vlookupなどの基本的な関数、初歩的なpivotくらいを行っておりました。Index関数、Match関数などは使用していなかったレベルです。またMOS試験の一般レベルは受けたことがありません。少しエクセルはかじっていたので、自信はありました。
1カ月後に受験日を設定、毎日1～2時間やっていました。（もちろん飲み会とかでやらない日もありました笑）
テキストは、試験範囲を網羅的に章立てて解説しております。
第2週目までに、テキストの試験範囲を演習問題を通じてさらっと行います。第3週目～試験日まで、模擬試験が5回分付いているので、それを何回も解くというやり方で進めていました。
最初に書いた通り、少しエクセルには自信があったのですが、実際にMOS試験の模擬テストを解いてみると、ほぼ「不正解」でした。1番最初は600点前後で不合格でした。（本番のMOS試験は700点/1000点で合格です。）
問題構成はプロジェクトが5つ、各プロジェクトに5つ問題が用意されております。50分で約25問解く形式です。最初は時間も足りず、この点数を叩き出したので、意外となめてかかれないなぁと思いました。こうなった理由は次で解説致します。
4. 問題を解き進める手順を覚えることが大事
MOS試験の採点者は、コンピュータです。したがって、コンピュータが欲しい解答通りに進めていかなければなりません。
通常の仕事では、ある目標に向かい作成します。その目標へのアプローチは数パターンの方法があり、結果同じになっていれば仕事としてはOKです。
しかし、MOS試験ではほぼコンピュータが正解としてくれる手順で解答を作成しないと、点数を獲得できません。これが私が最初模擬試験で不合格になった理由です。これがMOS試験の難易度が少し高いと思った所以です。
具体的には、例えば通貨の表示形式で、US＄の表示形式にもいくつかあり、結果同じに見えたとしても、表示形式の選択で不正解になります。
また、pivotで数値を集計しますが、表示形式を数値にする時、フィールドで変換するのがオーソドックスですが、全選択→タブ・表示形式の「数値」を選択という方法でも可能です。ただこの方法は、不正解になることもあります。
このようにオーソドックスな方法を覚えるために、第3週目～試験日までは模擬試験を何度も解き、ある程度コンピュータの解答パターンをインプットするということが大切です。ただ実際、本番の試験では採点者のアルゴリズムは、少し柔軟になっているので、通常の解き方とは少し違う形になった場合でも点数は獲得出来る場合もありました。（私の場合はそうでした。）
ひたすら解いていって、50分で解くものが30分で解き終わるようになっていれば、自信をもってMOS試験に挑めると思います。
5. 数秒で答えがわからないなら、解答を後回しにしよう！
これが一番大事になります。MOS Excel エキスパートという上級者向けであっても、問題は基礎的な内容が多いです。
例えば、セルA1の表示壁式を「数値」に変更するというものです。これは簡単。
中には、キューブ関数を使用してデータを取得するというのもあります。この関数は横に長い関数で相当時間が掛かります。
簡単な問題（1分で解答できる）がほとんどの中、途中わからないものに時間を割いてしまうと、あっという間に50分経ち、最後まで解けなかったということが発生します。
また、模擬試験に段々慣れてくると30分くらいで全て回答出来るようになります。それに慣れたままいざ本番を受けると、模擬試験ほどスラスラ解けないといった状況になります。（確りと問題を読めば解けます。ご安心ください。）
「時間が足りない！」、「問題がいつものようにスラスラ進まず、焦る！」といった本番での焦りは、不合格になる可能性が格段に上がります。
私の受けた感覚では、1分で解けるような問題は25問中18問くらいです。この時点で全体の7割に達します。7割は合格ラインです。合格するためには、いかにこの正答率を上げるかが勝負です。
目の前の問題額解けなくても後でも戻ってこれますので、少しでも正答率を上げ一発で合格したい方は、この方法で進めることをお薦めします。
6. 当日は、周りの環境に焦らないように！
さてここまでは、試験日までの対策方法をシェアしてきました。
しかしながら当日焦る環境があります。後述しますが、慣れない受験環境で試験を実施することをイメージし、心に余裕を持つことが大切です。
それは、「会場は10席、隣との距離1.5m」ということです。
私が受けた会場は、個人経営のパソコン教室でした。アパートのような一室で、玄関を開けた瞬間、いきなり試験会場という感じです。
当日は、予約した時間に来た方から案内され、必要事項をPCに入力し、試験を開始します。その後も受付は続きます。
したがって試験中は、試験監督の受付（＝受付のおじちゃん）の声がばっちり入ってくる、またイヤーマフなんてものはありませんでした。
さすがに、最初だけ我慢すれば良いという感じですが、私の場合は、さらに追い打ちをかけることがありました。私の後に来た受験生が、受験登録したテストが間違っていたようです。
「せっかく勉強してきたのに～」と登録を間違えた自分が悪いのに駄々こねる人、何とかならないかと対応する優しい試験監督、その会話が試験中に繰り広げられるのは、想定外でした。
ある程度の事でしたら対応出来るのですが、このようなことが当日に起きる可能性もあります。残り時間がない中でこのようなことが起きると、集中できず焦って解答を間違える可能性もあります。
当日の試験会場は、ある程度のハプニングは起きることを想定し心に余裕を持ち、また評判の良い会場を事前に下調べし、選んだ方が良いかもしれません。もちろん私の受けた試験会場のおじちゃんは、良い人でした。
7. 以上を踏まえるとMOS試験 エキスパートの難易度はそんなに高くない
まとめると、
・お薦めした書籍の模擬試験を何回も解く
・Microsoftのサブスクリプションで1カ月無料を行う
・解答の手順を染み込ませる
・わからなかったら直ぐに後回し
・事前に会場の下調べは行う
・受験登録を間違えないように（どれも似ているように見えるので）
これをすればほぼ確実にお金を掛けず最短で合格します。
（合格後、会社から支給があったので、実質テキスト代のみ）
私は850点/1,000点中でした。
総じて難易度はどれくらいかといわれると、普通にやっていれば高くないと思います。ITパスポートと同じかそれ以下だと思います。
体験談を交え、合格のためのヒントをシェアしてきました。皆さんの合格のためのヒントになると幸いです！
■MOS概要は以下から確認できます！■
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