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体感!九州横断キリシタン街道〜日出殉教公園
月は自分だけで光れない。
太陽の光をもらって輝く。
キリシタンの人生は月のよう。
たとえ世界が暗い時も
主イエス・キリストの
光をうけて輝く。
北九州の娘のもとに、愛犬を連れていくことになった。
熊本〜北九州なので、普段なら九州自動車道(高速道路)を使う。
でも今回だけは、宣教師達・キリシタン達の歩んだ道を、どうしても辿りたかった。
400年前のことなので当時、自動車はない、高速道路ない、橋もトンネルもなく。。。
彼らは、野を越え、川越え、山越え、迂回し、峠越えし、それでもなるべく最短な距離を歩いた。
私は暖房の効く車で走り抜けるだけだけれど。。。
それでも何か、少しでいいから彼らに触れてみたかった。
あいにく悪天候だったのだが、これは最後のチャンスと思われたので、旅することにした。
キリシタンロードは下のようです。
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カトリック福岡司教区サイトより
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赤丸🔴 兵戸峠・道の駅上津江
緑丸🟢 小国温泉・道の駅小国
緑丸🟢日出方面・府内方面分岐点
青丸🔵 ここのえ町・九重IC
⚠️これは今回の私のルートなので、
キリシタンロードと一部違います
Google maps
<キリシタン街道>
長崎→島原→有明海→高瀬(菊池川河口)→山鹿→菊池→兵戸峠→
⭐️小国→442号線・産山→
九住(現竹田)→直入→野津原→ 豊後 府内
でも今回、私は日出にも行きたかったので、小国から違うルートを行きました。
以下のようです。
<今回のルート>
⭐️小国→387号線・ここのえ町→九重IC→日出JC→速水IC→
日出殉教公園へ
なるべく短めの3つの動画にしてみました。悪天候で映りが悪いですが、雰囲氣は伝わるのかなと。。。
兵戸峠のあたり、あのトンネルを前にした時、正直心が折れて泣きそうでした。秘境にとりのこされたような。。。
路面凍結注意⚠️や落石注意⚠️の看板などもあり、ゆっくりめの運転です。
出発はこの地点からとなります。
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左折で山鹿・玉名高瀬方面
今回は右折して九州横断・日出方面へ。
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赤丸🔴兵戸峠・道の駅上津江
緑丸🟢 小国郷・道の駅小国
青丸🔵 ここのえ町・九重IC
この交差点を右折し日田方面(上津江・小国)へ行きます。
現在地の、この交差点を左折すれば玉名市高瀬に行けます。
高瀬に残るキリシタンの足跡のサイトもあったので、残します。
本当は玉名市高瀬(有明海に面した菊池川の河口付近)からの出発にしたいけれど。。。
今回は、隈府菊池とします。
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九重(ここのえ)まで行きますが
途中は兵戸峠越えもあります。
この交差点看板にある387号線は九州を横断し、大分県宇佐市までアクセスしてます。
これから私は387号線で山道にはいります。
<菊池〜上津江>ショート動画
🟡菊池(黄丸地点)から🔴上津江
2分10秒
タップしてね↓↓↓
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<小国〜ここのえ>ショート動画
🟢小国から⚪️由布岳PA
2分10秒
タップしてね↓↓↓
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<由布市〜日出>ショート動画
⚪️由布岳PAから🟠日出へ
44秒
タップしてね↓↓↓
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白丸⚪️大分自動車道由布岳PA
橙丸🟠 日出殉教公園
これから行く日出殉教公園への想いについて少し書きたいと思います。
そこは、別府湾を見おろす、静かな小高い丘の上にあります。
というか、今回初めて知りました。もっと街中にあると思っていました。
遠過ぎて、行きたくても行けない場所、とも思っていました。
だから訪れる事ができたのが、奇跡のようです。
行ってみて本当によかった。
ここは旧日出藩時代には、罪人が処刑される日出藩成敗場だったのです。
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だから決して綺麗な所ではなく、たくさんの怒り、怒号、涙、血が流れ染み込んだ場所です。
この場所で罪のない4歳の男の子ディエゴくんと、そのお父さん加賀山半左衛門が処刑されました。
それは殉教でした。
丘の上の処刑場で、罪がないのに処刑された、と聞いた時、真っ先に思い出だしたのは、イエスキリストです。
イエスキリストもゴルゴダの丘の上の処刑場で、罪人として十字架刑にかけられたからです。
ディエゴくんとお父さんはこのイエスキリストを信じていた、その事のために処刑されました。
それは親子にとって苦難、誰にとっても悲しい出来事でしたが、心の最も深い深いところには安らぎがあって、それを消せる人はいなかったのではないかと思いました。
そんな事を感じながら、私ならどうするんだろう。。。とか今すぐ答えの出せない事をあれこれ思いながら、過ごしました。
今は天において永遠の安息と喜びの中にいると信じます。
イエスキリストも罪ない方だったけど、ゴルゴダの丘で罪人として死なれた。。。それは私の、また全世界の人々を救うためでした。
彼らはそれを知り、その足跡を踏み従いながら生きることを望んだのだと思います。
短くも太い日本人のキリシタン達の人生は、いつも私を励ましてくれます。
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殉教の日:1619年10月15日
(和曆 元和5年9月8日)
殉教者:日出藩家老加賀山半左衛門
その子チャコモ
(洗礼名 ディエゴ・享年4才)
慶長17年(1612年)、徳川幕府はキリスト教の禁令を発布した。当時、家老職にあった加賀山半左衛門は、再三故宗を迫られたが受け入れずに家老職を追放され死刑告を受けた。
執行の当日、刑更に伴われ家を出ようとする父の前に、息子チャコモは身を投げ出し父と共に殉教したいと泣き叫んだ。
彼は息子の決心の堅いことを知り共に行くことを許し、父と子は別々の道を歩かされこの地へ引かれた。
半左衛門の死刑が先に執行され、のちに子の死刑が行われた。(「日出町誌」)
以後、明治時代に至る約260年の間、日本ではキリシタンは長い受難の時代を迎え、激しい弾圧の中を生きねばならなかった。
半左衛門とその子チャコモは、ここ日出藩の成敗場で殉教したと伝えられている。
2006.3.31 日出町
<日出殉教公園>ショート動画
43秒
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女子パウロ会サイトより
大分・日出の殉教者 バルタザル加賀山半左衛門
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