会話力のある人がしていること(受容感エッセンス)
私のカウンセリングには、「コミュニケーション(会話)が苦手で」と相談に来られる方、「話しは盛り上がったのに、次のデートにつながらない」と恋愛の相談で来られる方がいらっしゃいます。
会話が苦手なタイプと、会話は得意だけど次に繋がらないことに悩んでいるタイプ。
このどちらにも共通する点があります。
それは、どちらのタイプも自分から話すことに力を注いでいること。
でも実は、話すことよりも聞くことの方が大事だったりします。
わたしには3人の子どもがいて、noteにも数回登場していますが、子どもたちと一緒に親として育ってきたわたしが感じたこと、それが“聞くことの大事さ”です。
特に親子関係は、一番身近なので一緒にいる時間が長ければ長いほど、
どうゆうふうに考えているのか?
どうゆうふうに思っているのか?
が、なんとなくわかってしまいます。
なので、お互いが話の途中で「あ〜、わかったわかった」となりがち。
親子、友だち、職場の人と「ツーと言えばカー」のようになんでもわかり合えている、痒い所に手が届くような間柄は、一緒にいて心地いいですもんね。
でも、相手の話しが終わる“。”まで聞くことを意識すると、話している側は受容感が生まれ、
この受容感をお互いが感じられると、お互いの関係はもっと良くなりますよ^_^
会話には、この“受容感”がエッセンス‼︎
では、わたしと子どものエピソードを元に本題に入ります。
少々長いですがお付き合いくださいませ^_^
親子関係(わたしと子どもたち)
わたしの子ども上の2人はすでに成人をしています。
彼女・彼が学生の頃からいろいろな話をしてきましたが、今でも、仕事のこと、人間関係のこと、恋愛のこと、将来のこと、時には性の話もできる親子関係です。
わたしと子どもたちとの話を聞いた友だちや彼氏はみんな驚きます。
「なんでそんなことまで話せるの⁈」
「親にそんなこと話すの⁈話せなくない⁈」
などなど。
逆に「どうして話してないのか?」が私にとっては疑問です。
ですが、そうゆう私も自分の母親とだと子どもたちと話すような話はしません。
しませんとゆうより、できません‼︎
恥ずかしい…とはほど遠く、話したくないから。
では、どうしてわたしと子どもたちだと話せるのか?とゆうところです。
話したい、聞いて欲しい気持ち
いくら親子であっても、親も子もひとりの人間です。
面白おかしく楽しいことばかりではないので、
「しまった‼︎」と思うこと、思った通りにできない悔しさなど、価値観を蔑ろにされた時の怒りなど、いろいろな気持ちを抱えています。
誰だって話したい時は、心に抱えている気持ちを受け取って欲しい時
なのです。
そして、人が話したいと思う時には、話すときの言葉に綴って“話す内容への思い”も込められています。
さて、ここで質問です。
・あなたは、子どもが話してくることを聞き流していませんか?
・あなたは、子どもが話してくることを「今忙しいから後にして」と聞くのを後回しにして聞かないことありませんか?
・あなたは、子どもが話してくるのを遮って、「そんなことよりやることやったの?」と言っていませんか?
・あなたは、子どもが話してくることを自分の話(話題)にすり替えていませんか?
さらに質問です。
・あなたは、お父さんお母さんに話を聞き流されたことはありませんか?
・あなたは、お父さんお母さんに話を聞くことを後回しにされ、挙げ句聞いてもらえなかったことはありませんか?
・あなたは、お父さんお母さんに話を遮られたことはありませんか?
・あなたは、お父さんお母さんに自分の話をお父さんお母さん自身の話にすり替えられたことはありませんか?
話している側は、聞いている側の姿勢を無意識に観察しています。
聞いてくれるのか?
聞こうとしてくれているのか?
聞こうとしてくれないのか?
そもそも聞く気がないのか?
話す側は、無意識に
自分の気持ちを受け取ってくれているのか?
受け取ってもらえないのか?
を感じ取っています。
何度も話すことを試みても
“聞いてもらえない”
“聞いてもらっていない”
“自分の都合でしか話を聞いてくれない”
“自分の都合でしか話をしない”
と、話す側が気持ちを受け取ってもらえる感じがしなくなり
「聞いてもらえない(聞き流されている気がする)から話すのやめよう」
と、頭で考え始めるのです。
そうすると、だんだん話す気持ちが失せてきますよね。
“聞いてくれないじゃん…”
と虚しくなったり
“どうせ話したって…”
とあきらめモードになりますもんね。
気持ちは話したいのにです。
そして、聞く側の態度を見て
“忙しそうだから”
“どうせ聞き流されるから”
と、相手の行動に対しての理由をつけて
『話さない』
とゆう行動になるのです。
では、どうしたら会話のキャッチボールができるようになるのか?
それは、まず、相手の話しが終わる最後の“。”まで聞くこと。
“。”まで聞くことの重要性
冒頭でもお話ししましたが、一緒に過ごす時間が長くなってくると、察することで、なんとなく言いたいことがわかる時もあります。
ただこれは、あくまでも相手の話を聞いている相手へのあなたの予想でしかありません。
「最後まで聞いてみたら思ってたのと違った」とゆうこともあり得ること。
相手が話すことは、相手の思ったこと・考えたことです。
なので、あなたの頭の中の
「〇〇と思ってるんだろうなぁ」
「〇〇と考えてるんだろうなぁ」
とは違うものなのです。
相手の話の途中で「それはさぁー〇〇ってことでしょ?」と話すことは、同じ経験をしたあなたが感じたことだったりしませんか?
ハッキリ言ってしまうと、相手の話を最後まで聞くまでは、相手の気持ち・考えていることはわからないんです。
相手の話を“。“まで聞いて、
初めて相手の本当の気持ち・考えていること
がわかってきます。
相手との関係を大事にしたい!
もっとわかり合いたい!
何を考えてるのか知りたい!
と思うのなら、
相手の話が終わる最後の“。”まで聞くことが大事なんです。
そして、もうひとつ。
忘れてはならないエッセンスがありましたね。
そうです!
“受容感”です。
“受容感”とゆうエッセンス
“受容感”とはどんなことでしょう?
『評価をせずに、ただ、そのままを受け止める』
これが受容感です。
話す側は、まずは話を『聞いて欲しい』のです。
今日、起こった出来事を…
今日、自分が思ったこと…
今日、自分が考えたこと…
ただ聞いて、受け止めて欲しいのです。
ここでもう一度お聞きします。
・あなたの話を相手が聞き流したら、あなたはどう感じますか?
・あなたの話を後回しにされたら、あなたはどう感じますか?
・あなたの話が聞いてもらえなかったら、あなたはどう感じますか?
・あなたの話をすり替えられたら、あなたはどう感じますか?
どうして聞いてくれないの⁈と怒れてきたり、悲しくなったり、虚しくなりますよね。
聞いてもらえないのは無視をされているのと同じ感覚です。
あなたがされて嫌だと感じることは、話す側も同じように感じていることもあります。
そして、
話を聞いてもらえないと感じた心から
“話してしても無駄だろう”と考え
“話さない”とゆう行動をとってしまいます。
それほど会話のときの聞く姿勢は、人間関係にも影響を与えるほどなのです。
その聞いている姿から、“この人なら聞いてくれる”と感じ、次に何かが起こった時も同じように“話したい”と思えるのです。
話し終わる“。“まで聞いてくれる。
そして、気持ちを受け取ってもらえた・話を聞いてもらえたとゆう受容感を感じられるからこそ「ねぇ、聞いて」と、また話したくなるものだと、わたしは考えています。
おわりに
会話は、聞くことの連続です。
お互いが話すことに力を注いでいては、会話は一方通行になってしまうもの。
まずは、相手の話を“。“まで聞くことを意識してみてください。
相手の話しが終わった後に、自分の思い・考えを伝える。
そうすると相手も、あなたの話が“。”で終わった後に、その話に対するお返事をくれるはずです。
会話力は特別な才能ではなく、誰でも身につけられます。
ただし、会話力を身につけるには練習が必要。
いつからでも始められます。
一緒にがんばりましょ^_^
私の経験から感じたことが、みなさまの親子関係・人間関係での会話のヒントになれば幸いです。