モラハラ妻 夫の別居先に帰省 #15

この夏は比較的長期の休暇となりました。
前半は、友人とアウトドアへ遊びにいき、後半は夫の別居先へ子供と一緒に帰省しました。

夫はお盆も仕事ということで、私は昼間は子供と遊び、夕飯を夫と一緒に過ごす時間を過ごしました。

別居先は夫の実家。今はご両親も不在となり、一人で住んでいます。
鍵は自宅に置いてくれていたので、その鍵で入ることが許されました。

夕飯の支度をして、一緒に食事をとり、なんてことはない日常を過ごせました。話せる機会もあったので、今の自分の考えや想いを重くないように伝えました。
夫は優しいので、話を聞いてくれました。しんどかったかも知れませんが、席を外すことなく、一緒にいてくれました。本当に感謝です。

夫は自分の気持ちなどは一切話しません。私への気持ちにも介入しません。
常に話の内容は、仕事のこと。
今は、仕事に打ち込みたい、仕事で成果を残さなくてはいけないことなど話してくれました。
あとは住宅ローンのことや投資のこと。基本お金のことは話しています。

私の目を見て話してくれることも少し増えたかもしれません。

少し寂しく思って、夜に誘ってみました。
結果は、拒否ではありましたが、ハグはしてくれました。
今は、性欲がないからできないと。
いつ以来だろう・・・人の温もりから遠ざかっていたので、太い腕でぎゅっとされてとても安心しました。
私は、この腕を振り離し、相手を傷つけてしまったことの重大性を重く感じました。

夫の住処には、とても違和感を感じています。
日々、住んでいる場所なので、生活には全く困りません。
が、住むだけの場所で、楽しい雰囲気を感じない空間です。
とても綺麗にされているのですが、ただ、それだけの場所です。

私の住処は、子供がいるので仕方ないこともありますが、自分の好きなものを手の届く範囲に置いてあって、雑多な感じですが、人の温もりを感じます。

そうか、この空間の雰囲気が、今の彼の心なのかもしれない。

心の中にまだ葛藤が多く残っていて、日々その辛い状況と闘っている。
殺風景な空間は、まだ何も置くことができない状況。
仕事を頑張るのは、ぽっかり空いた穴を埋めるために向き合っていること。
お金は感情が入らないので、思ったことを話せ、稼ぐことで達成感を得られる。

この空間は心の状態なんだと。
だから、少し悲しい気持ちに私はなったし、居心地が悪いんだと。

人の気持ちは見えない。
自分の気持ちもわからないくらいなのに。
ほんの数ヶ月で癒されるわけでもないし、それを私が確認すべきでもない。
私が、今、本当にできることは、
夫が少しでも自分の人生に前向きになれるよう、距離を置くことだ。
私が今近くにいても、本当に何も役に立たないどころか、悪化させてしまう。
夫からの連絡をしっかり待ち、私自身の更生をしっかりし、子育てをしっかりしていくことが、私の役割だと認識した。

ここに来てよかった。
まだまだ、私は甘かった。
夫は、かなり傷ついている。
その認識が甘かった。
私にできることを、しっかり考えて、私も私の人生を歩かなくては。

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