大人の思惑通りにいかないことを楽しむ
先回りせず
”ま”を大切にして
子どもの反応を待ってみると
意外なところから
展開があって
ハッとすることがよくあります。
こういうことが育ってほしい
と、願いを持つことは自然なこと。
願いを持った上で
アクションを起こして
どういう反応するのか
一旦観察してみましょう。
それが”ま”=空白を置くこと。
その空白が
子どもが自ら考えたり
行動する力を引き出してくれます。
(自分で魚を捕れるようになるのが大事)
子どもが考える余白を
どんどん作っていきましょう。
そして子どもの反応から
大人が次の展開を
さりげなく仕掛けていく
その小さな積み重ねが
思い通りにならない時に
工夫したり頑張ったり
面白さを見出したりする
心の根っこをはぐくみます。
先日個人ロッカーの前に
私が座っていたので、
持ち主の子(1歳児)が
荷物を入れれずにいることに
気がつきました。
一瞬サッと場所を譲ろうと思ったのですが
待てよ?
この子が「どいて」って
言えるようになることも大事だな。
って思い直して、
そのままステイして
「どんな行動するかな~」
って、ワクワクして
様子を見守ってみました。
すると・・・
反対側から私めがけて
猛突進してくる存在が。
「○○ちゃんのー!!どいてーーーぇ」
って、別のお友達(1歳児)が
一生懸命、
半泣きで
私に訴えているではありませんか。
笑笑笑!!
そうくるか!!
大好きなお友達が困っているのを察して
全力で助け舟を出してくれていたのです。
「ごめんごめん。教えてくれてありがとう」
って言ってその場を立ち退きました。
その時に持ち主の子に
「邪魔だったね。ごめんね。でも、”どいて”って言っていいんだよ」
と、言葉をかけました。
すると同じ日の夕方に
遊んでいて、(またもや)道を塞いでしまっていた時に
「どいて^^」
って今度は自分から訴えてくれましたよ。
意図しないところで出会えた成長の瞬間に
夕方の疲れが一気に飛んでいきました。