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なぜ、1つのことが続けられないの? そこに隠れた本当の問題とは!

「興味があることはたくさんあるけれど、1つのことが続けられない」というお悩みを良くいただきます。何か1つ極めたいのに、やめてしまった! そういった時「どうして自分は続けられないんだろう」とモヤモヤしませんか?

実は、1つのことが続けられずに悩んでいる時は、やり方よりも「自分を知る」事が大事なんです。

世の中には習慣化の情報が豊富にあります。それをやっても続けられないということは、自分のメンタル(心)という見えない部分が影響しています。

・自己イメージが悩みになる

カウンセリングで、お悩みを持っている方の潜在意識に誘導していくと、本人が気づいていない思いが出てきます。そうすると「1つのことが続かない」ことが、悩みではないケースが多いのです。

実は、悩みの本質は、自分が自分に対して無意識に抱いている「自己イメージ」から来ています。

自己イメージとは、過去の出来事や経験から、自分が自分に対してイメージを持つことです。また、そのイメージの下に、ネガティブな思いや感情がついていると悩みにつながります。

例えば子どもの時に、いろいろなことに興味があったとします。そのことに対して親に「あなたは飽き性で、何も続かないね」と、いつも言われた。

そうすると、自分は飽き性だと認識し、それが自己イメージになります。またそのイメージに、飽き性の自分は「価値がない」「人に認められない」などの、ネガティブな思いがくっついています。

もし、飽き性 = ダメな自分だと信じていたら、そうなりたくないと思いませんか?

その結果「1つのことを続けなければならない」ということに過剰にこだわり、悩みになっていきます。

・自己イメージのもと

自己イメージは「社会の常識」「親の価値観」「他人の反応」から、自分が信じ込んでいくことです。一緒の環境で育っても同じように悩まない場合もあります。それは生まれる前からの資質によるもので、人それぞれ違うのです。

・悩みが解けた体験

実はわたし、30代半ばまで8回転職をしました。自分は好奇心が強いけれど、飽き性でダメな人だと思って「1つのことを長く続けなきゃ! 」と頑張っていました。

しかし、ニュージーランドに3年半住んだ時に、その悩みは解消しました。なぜなら、ニュージーランドでは、1つの会社で長く働く人より、いろんな経験を持っている人の方が評価されるからです。

他の文化に触れたら、自分の思い込みに気づきそれが上書きされました。わたしが、信じ込んでいたのは日本の社会の価値観。そして、それができない自分には価値がないと信じ込み悩んでいたのです。

そこに気づいたら、1つのことを続けられても続けられなくても、どちらでもよくなりました。また、飽き性であることで、いろいろなことに対応できる面もあると気づいたのです。

それから、1つのことを続けられるかを気にするのではなく「自分が好きな事を探求しよう」と切り替えました。そのすぐ後に心理学に出会い、セラピストを10年以上続けています。

・まとめ

このように、悩みをひも解いていくと、まったく違う問題で悩んでいるケースがほとんどです。その根っこには「自己イメージ」や「無意識に信じている価値観」があります。そして、それが悩みにつながっているのです。

1つのことが続けられないと悩んでいる方は「なぜ、1つのことが続けられないとダメなのか? 」自分に聞いてみましょう。

そして、そこにはどんな自己イメージがあるか見ていきましょう。無自覚だった思いに気づいていくだけでも、悩みは楽になるはずです。

そして、常識にとらわれずに、あなたらしく興味があることを楽しんでください。人生はあなた次第で変化していきます。ピント来たら参考にしてみてくださいね!

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