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人生の主導権を握る


主導権を奪われた人生から脱却する。

 必要なのは囚われることのない意志の強さだけ。何かに主導権を奪われている時、強迫観念など圧迫感のあるストレスにさらされるだろう。しかし、よく考えてみて欲しい。今、生きている自分の主導権を奪われているのは何故か。本当に従う必要はあるのか。自分自身を動かしているのは誰なのか。

INVICTUS _ William Ernest Henley

Out of the night that covers me,        
Black as the Pit from pole to pole,       
I thank whatever gods ma be        
For my unconquerable soul.
In the fell clutch of circumstance
I have not winced nor cried aloud.
Under the bludgeonings of chance
My head is bloody, but unbowed.
Beyond this place of wrath and tears
Looms but the Horror of the shade,
And yet the menace of the years
Finds, and shall find, me unafraid.
It matters not how strait the gate,
How charged with punishments the scroll.
I am the master of my fate:
I am the captain of my soul.

ーーあえて原文で引用ーー

人生は短い

 何にも怯むことはない。誰かが逃げたと言ったとしてもそれは他者から見た主観に過ぎない。自分の人生に必要なエレメントを自分で感じて選び、自分にとって必要なことを為せばよい。
 一生の間に出来ることは少ない。何かに恐れているとしたら、それは世界を広く見渡せていないからだ。狭い世界の中の出来事に囚われて、目先の人間関係に疲れ無意味な時間の消費をしているに過ぎない。

 誰かが真っ直ぐ歩けと言う。
 誰かが右へ行けと言う。
 誰かが左へ行けと言う。

あなたは、これらの声に従うのか。
それとも自分の意思で何処かへ向かうのか。

 どこへ向かったとしても行った先にあるのは、自分が選択した結果でしかない。それであれば、誰かの声に従うのではなく自分で選択した道へ進むべきではないのか。行けと言った人間が責任を取ってくれるなんてことは殆どない。これは100%言い切れる真理だ。覆すことなんて出来ない。

 何故なのか、答えは簡単だ。死とは、平等であり万人に訪れる。そしてそれは、自分だけのものであるからだ。

主導権は誰の手に

 常に意識しておかなければ流されてゆく。楽をして誰かに委ねようとする。依存なんてしていないと言いながら、今日も約束や契約によって動いているのではないか。友人は尊重してくれているのか。それとも自分の時間を奪っているのか。契約した仕事の時間や賃金は、人生を奪ってはいないだろうか。鬱陶しく付き纏う嫌がらせをしてくる人間はいないか。そうやって主導権が奪われていないか常に意識しろ。

誰が不必要なのか

 誰が必要な人間かを考えるように、誰が不必要な人間かを考える。ある意味で不要な人間はいない。しかしだからと言って全員に良い顔を出来るだろうか。「誰が必要な人間か判断が出来ない?」ならばそれら全ての人間が必要ないのではないか?
 そもそも選択眼はあるのか。選択出来るだけの能力を成長させたのか。そういう経験をしたのか。本はどれだけ読んできたのか。

主導権を持てるほど自分は主要な人間なのか。

 自分の人生に自分は必要なのか。惰性で生き、考えもせず時間を浪費していないだろうか。自分を操縦するに足る努力をしてきただろうか。

 ただの独りよがりならNPCがお似合いだ。

自分自身の主導権を持つと言うことは、死までの道程に自分で責任を持つということに他ならない。死の淵で後悔しない生き方を考えて全う出来たかどうかではないだろうか。

主導権を取り戻せ

 いつでも、どんな状況からでもそれは出来る。諦めたところで人生は終了する。諦めなければどこからでも主導権は取り戻せる。何故なら、その肉体の操縦者は自分に他ならないのだから。

 親を含めた親族であろうと、先生であろうと如何なる他人も自分では無い。覚悟したら不要な人間は捨てる。付き纏われるなら物理的に離れるべきだ。こちらが何かしら干渉する必要はない。他者の全てに対しては何もしないことが最善である。感情は捨てよ。愛憎は人生を奪うばかりで何も生まない。復讐など最も無意味である。

次の1秒から、主導権を持った人生の瞬間を始めたらよい。