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パパママへのラブレター

【フォロー外来での心理士の役割】

健診や診察の中でパパママの育児への心配、不安が強そうだなという家庭や

発達はゆっくりさんだけど関わり方に少し工夫があると伸びるなぁって子を対象に無料でやってる外来がある。

医師、言語聴覚士、作業療法士がいる部屋でこどもの様子をみながら、家族の話を聞きながらアドバイスをする1時間。
そこに私も看護師/心理士の枠で入ってるんだけど…
その中での自分の役割に正直悩んでました。

医学的観点からは医師、こどもと家族のコミュニケーションに関しては言語聴覚士さんからの助言でいいし、運動発達に関しては作業療法士さんからの助言でいい…個別フォローもST/OTだけだからなぁ。
なのでいつも記録とりながら、その1時間ででたアドバイスを活かせるようにアドバイスシートを作る…なんてことをしながらいつも過ごしてます。

果たしてこれでいいのだろうか…
この外来は自分の勉強にはなるけど、それを還元できる場所ってどこなんだろう…
なんてことをいつも考えてました。
以前、(低気圧のせいで)体調の悪さが功を奏して笑
(何かしようと思わなくていいやぁが強かった日笑)
いつもにも増して この外来での1時間をフラットに見てたら気づいたことがありました。


「パパママ、いろいろ頑張ってたんだなぁ」
「何かできることないか育児書いろいろ読んで勉強してたんだなぁ」
「生活の中で試行錯誤してたんだなぁ」
パパママの表情、言動、視線。
こどもの外来だから ついこどもにばかり視線がいってしまうけど…
一緒にきてる家族の様子に目を向ける人がいてもいいよね。
今日まで頑張ってきたパパママが、今日からまた頑張るために私が送れるエール。
「パパママよく頑張ってる、こどももパパママとの時間楽しそうよ、だからパパママも一緒に楽しんで」
アドバイスシートにラブレターを一筆。

見つけた役割はまだ小さいけど…
パパママの今日までの頑張りを肯定してあげたいなぁと
“間違ってたわけじゃないよ”ってことを伝えてあげたいなぁと思ったのでした。

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