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サービス業の生産性に革命を。 「集客=広告」の常識を打破する「coco」の展望【代表インタビュー:後編】

こんにちは。「coco」PRチームです!

先日公開された代表インタビュー前編では、これまでの挫折、そこから何を学んだのか?についてでした。後編にあたる本記事では、現在の事業である「coco」のサービスについて、今後の展開はどうなるのかという事に迫ります。

前編をまだ見られていない方はこちら

2017年にスタートした店舗向け口コミ獲得支援サービス「coco」

ーー現在の事業である「coco」について教えてください。
高橋:現在は「coco」という店舗を持つサービス業を対象とした「口コミ獲得支援サービス」を提供しています。

「coco」の口コミ入力画面
現場のスタッフがSMSでカンタンに口コミを集められることが最大の特徴

特に歯科医院、リフォーム店、美容室などの1対1の関係を大事にされる業種で、高い満足度を頂いています。

「coco」を本格始動させてから本日に至るまで、強烈に社会に求められている手応えを感じ、メンバーとともに邁進しています。

実在する本当に応援したい人のためのプロダクト

ーーサービス着想のきっかけを教えてください。
高橋:
「coco」はCode Republic(※)がきっかけとなり生まれたサービスです。実は別のアイディアでエントリーしていたのですが、メンターであるYJCapitalの堀さん、EastVenturesのバタラさんのアドバイスを受け、ピボットすることになります。

(※)East VenturesとYJ Capitalが共同運営する、90日間のシード期の起業家育成を行うアクセラレータプログラム

これまでのプロダクト作りの失敗から学んだ一番大切なことは、空想上の誰かのためのプロダクトになってしまってはいけないこと。実在する本当に応援したい人、好きな人のためにプロダクトを作ることです。

自分が応援したい人は誰なんだろう?と考え、頭に浮かんだのが行きつけの整体院の先生でした。受託時代の辛い時期にお世話になり、常々何か恩返しできないかと考えていました。

先生に喜んでもらうにはという軸で海外サービスのリサーチを行っていたところ、たまたまアメリカで急成長していた「Podium」というサービスを発見しました。先生に「Podium」のLPを見せにいったところ「これは欲しいかも!」と言ってもらえたということもあり、α版のサービス開発をスタートさせました。

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[2017年8月] Twitterでアポをとり、アメリカまでPodium CEO Eric氏へヒアリングしに行った高橋

ーーサービスの反応はどうでしたか?

高橋:2017年9月に出したα版は、約3日間で開発し最低限の機能しかありませんでしたが、想定以上の成果を出すことができました。これまでは2週間ごとの予約で通院できていたのですが、口コミが増えたことで1か月先まで予約が埋まってしまい、自分の予約が取りにくくなってしまいました。笑 このように明確な価値を届けることができたのは本当に嬉しかったです!

院長には、テスト導入に協力いただけただけでなく、整体師の仲間を多く紹介いただくなど初期のグロースに大きな力を貸していただき、今でもとても感謝しています。

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↑高橋が整体師さんたちの技術勉強会に招かれ、サービス紹介している様子

ーー導入先が増える中で、どのような気づきがありましたか?
高橋:
整体院をはじめいくつかの施設に導入が進む中で、サービス業全体の「広告疲れ」に直面するようになりました。

飲食店や美容院をはじめとする多くのサービス業が、今もなお広告媒体に集客を依存しています。「広告」で集客できる仕組みは、店舗オーナーからすると一見素晴らしいですが、見方を変えれば「広告」次第で客を奪われてしまうともいえます。

そうなるとサービス向上の努力や接客の工夫はあまり関係せずに、「広告予算の大小」により集客力が左右される状況になってしまっているなとな感じました。

実際に提案しにいった店舗から「また広告の営業?」と門前払いをされてしまうことも多くありました。

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それでも「coco」を伸ばし続けることができたのは、安易なマネタイズに走らず、口コミ獲得支援という思想を貫き続けたからです。しかも、やらせではない本当に価値のある口コミを集めることに今もこだわっています。

それを店舗に理解いただけるまでは多くの障壁がありましたが、今では少しずつ賛同をいただけるようになってきました。

特に近年ではスマホやGoogle Mapの普及により、口コミを必要な人に届けることができるようになってきています。サービス業の集客の常識が変わろうとしている今、その一端を「coco」が担いつつあるという手応えを感じています。

投資いただいているフリークアウトのFounderで現hey代表の佐藤さんから
このような形で「coco」のサービスを紹介いただきました!

リリースから約2年で、数百店舗に有料契約で使われるまでに成長

ーー現在のcocoの実績について教えてください!
高橋:
2017年9月のα版リリースから約2年で、既に数百店舗に有料契約で使われるまで成長しています。口コミが集客に及ぼす影響は当初の私たちの想像よりもはるかに大きく、実際に多くの店舗で「お客さんが増えた」「売上が伸びた」と喜びの声をいただいています。

さらに、口コミを見て来店するお客さんは、目的意識が強く、真剣に良い店舗を探しているためリピート率が高いということもわかってきました。

良質な口コミを集めることで、広告プラットフォームに依存しない集客基盤を作れる点を特に評価いただいています。

06_ビジネスモデル

↑の図は、cocoのビジネスモデルを図解したものです。
店舗と顧客にそれぞれ、以下のようなベネフィットを提供しています。
【ベネフィット】
▼To店舗
・新規顧客獲得
・広告費の削減(プラットフォーム依存からの脱却)
▼To顧客
・良いサービスを提供する店舗に出会える

「顧客との心の距離」を見える化し、「長期的なファン」を作れるサービスへ

ーーcocoの今後の展開について教えてください。
高橋:この数年間「質の高い口コミを獲得する」ということにこだわり続けてcocoを運営してきましたが、それによって見えてきたことがあります。

質の良い口コミは、お店を探すユーザーにとっての利便性だけではなく、店舗運営サイドにとっても、「顧客のロイヤリティを可視化できる」という点において極めて大きな価値があるということです。

今日にいたるまで、店舗運営における優良顧客の判定方法はRFMという分析手法が一般的に用いられています。

※RFM分析=Recency(最後にいつ来店したか)、Frequency(どれくらいの頻度で来店しているか)、Monetary(どれくらいのお金を使っているか)の三軸で顧客を分析する手法

RFMには顧客の「満足度」という指標が含まれていませんが、これは、満足度を計測する手段が世の中になかったためだと私は考えています。

cocoがさらに進化することによって、今まで来店頻度や購入額でしか分からなかったロイヤリティ、つまりは「顧客との心の距離」を見える化することができる可能性を感じています。

顧客との距離が見えるようになると、クーポンを配布したり、再訪店をうながす対象・タイミングがクリアになりますよね。近い将来、店舗や施設の運営者にとって、cocoが強力なファン構築サービスになっているだろうと考えています。

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cocoは、「サービス業の生産性に革命を」というミッションを掲げています。

cocoを使うことで売上、利益を伸ばすことができれば、従業員の給料などサービスの「質」に関わることにさらに投資することができます。「質」を向上させ、ファンを増やし、口コミを増やし、その結果新しいお客さんが増えるという良いサイクルを生み出すことが、自分たちの果たすべき使命だと考えています。

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後編いかがでしょうか?「coco」のサービスを多くの人に使ってもらい喜んでもらうことに、高橋さん自身とてもワクワクしているんだなということを感じました!

[お知らせ] 共にcocoを作る仲間を募集しています!

cocoは、本当に社会から必要とされるサービスで、スタートアップとして今後大きな成長を描いていけるという確信を持っています。しかし、現在のメンバーだけでは、これ以上の変化を起こすことができません。

特に高橋と一緒にプロダクトと事業の両輪を考え実行していけるBizDevを絶賛募集中です。まだまだ共に事業を作り上げる創業期なため、積極的に「cocoをこうしていきたい」と考えていけるような人と相性が良いのではないかなと思います。勿論、ストックオプションなどもありますが、それ以上にcocoの考えている未来に共感して頂ける人と一緒に働きたいと考えています。

少しでも共感いただけましたら、下記よりご連絡いただけると大変嬉しいです。

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