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久しぶりに
お久しぶりです。
昨年の新春発表会ぶりということで1年以上音沙汰なしでしたが、Ave Mujicaのアニメも折り返しに差し掛かるタイミングで復活してみました。
なぜこのタイミングかというと、昨年は私自身が就活やら卒業研究やらで身体的にも精神的にも余裕がなかったのでnoteをお休みしていましたが、ようやく全てが落ち着いて暇な時間ができたためです。
別に他のSNSもしていない分、宣伝等もできないのでこの記事に辿り着ける人がいるかは別として色々書いていこうと思います。
そういえばnoteをお休みしている間もAve Mujicaのアニメ放映が近づくとBanG Dream! It’s MyGO!!!!!の記事も再度閲覧されたり、この記事から私を知ってくれた人用に過去の記事を貼っておきます。
で、今回の記事では挨拶とちょうど全13話(木谷社長コラムより)中の6話まで放映されたタイミングで、自分なりに感想や今後の予想・考察を勝手に残しておこうと思います。
といっても本当にメモ程度の簡単なものですし、きっと外れるので黒歴史化する可能性が非常に高いのですが、こういった感情や思いを文字に残しておくことも大切だと思うので。
https://bushiroad.co.jp/company/column/kidani/51
簡単な目次です。
忘却・豊川祥子
前作では底が深い=得体の知れないキャラクターだったが今作では#1の時点で全ての謎のベールが剥がされて、一気に人間臭いキャラクターに感じる。
”忘却”=全てを忘れて前に進む覚悟の表れ。同時に本人が何度も語るようにAve Mujicaしかない=それ以外忘れてしまったことの表れでもある。
わかりやすく、記憶喪失展開とかはなさそう。
物語の中心でありながら、案外これ以上の爆弾はなさそう。(というより他のメンバーの爆弾が起爆寸前で渋滞しているので)
それらの爆弾に対し奔走させられる役割になりそう。
流石に#5、#6のような心理状態で残り7話駆け抜けるのは難しいので一度はある程度立ち直り、そこにはCRYCHICが関わり、燈の祥子に向けた詩もここで回収される可能性が高い。
一番印象に残っているのは睦・モーティス関連でのシーン。
睦の異変に気付きながら放置した様子は立希を気遣ったCRYCHIC時代とは雲泥の差だった。睦のためと言って自身のエゴを貫こうする姿勢は一種の美しさを感じるほどの、『お為ごかし』にふさわしい姿であった。
死・若葉睦
心理描写なら何を写してもいいと言わんばかりの役割があり、いろいろな意味でこのアニメの全てを握るキャラクター。
”死”=祥子の忘却に少し近い。限界を迎えた心を守るために娯楽があるが、ギター以外にそれがなく、そのギターにすらその役割が担えなくなった際の最終防衛手段が死に逃げることだった。モーティスの存在はその副産物である。
解離性同一症のお手本。あんなに怖かったモーティスも可愛いシーンが増えてきていい意味でどう転ぶかがわからない。個人的には睦とモーティスのどちらかが消える展開はなく、むしろ意識の共存・混合が始まりそう。
どちらにしろ、OPでの楽しそうに歪んだ笑顔でギターを弾く睦が登場するのはほぼ確定だと思うので睦が別の変化を迎える展開はあるはず。
そのときまたホラーなモーティスが見られそう。
一番印象に残ったのは祥子とのシーン。
そよに続き、祥子にも必要としているときは傍観し余計なことはすると言われてしまい、リアルにいたら結構嫌だなと思った。
MyGO!!!!!に比べてAve Mujicaは現実離れした世界観を魅せてくれるが祥子と睦に関してはMyGO!!!!!同様現実の人間臭さを感じる。
モーティスだと楽奈とのシーン。
祥子とモーティス、そよと睦とどちらかに懐かれるどちらかには微妙になるのに若葉として人を判断しないこと、ギターに対する信念でどちらからも懐かれた楽奈はジョーカーだし、もう少し早く出会っていれば何か違う展開があったのだと思う。
悲しみ・三角初華
5人の中でまだ本性が見えていない。きっと何かドロドロとした本性を秘めていること、同時に祥子に対してだけでなく、燈にも優しく接していた時の彼女も偽りとは思えない、本当にわからないキャラクター。
”悲しみ”=未だ不明。今の初華を表すなら、盲目、嫉妬、信仰、それこそ愛といった方がはっきりするが与えられたのは悲しみ。未だ不明の恐れや愛以上に想像がつかないが祥子に関係したものだと思われる。祥子が設定したドロリスは愛する持ち主に捨てられた悲しみを抱えていたので、その持ち主=祥子(他の新しいおもちゃ=燈?)と捉えると今まさに祥子から捨てられている状況と重なり、これから物語が動き出すのかもしれない。
Xなどではさまざまな憶測が飛び交っているが、一番しっくりくる説は性同一性障害。つまり女性の身体に男性の意識。幼少期の服装やsumimiでの活動に疲労を溜めていたことにも納得がいく。ただ、それが判明したところでそこまで大きな衝撃がある展開になるのかは微妙。衝撃度でいえば実は兄妹であったや睦と同じく解離性同一症であることだが、前者は祥子と同棲していてバレなかったは無理があるし、後者は流石に睦と同じ展開はメタ的にくどくなりそうだからなさそう。どれにしろ佐々木さんのドスの効いた演技は観られそうでただただ楽しみではある。
もう一つ有力な説として「あのさー」説があるが、このアカウントが初華であろうがなかろうが大きな爆弾になることはなさそう。
印象に残ったシーンは祥子と同棲しているシーン。
初華自体にというよりドーナツやコーヒーといった小物の1つ1つに愛に盲目な初華の性格が反映されていて見応えがあった。
そよ以上に好きな相手のことより自身のエゴが見えていたように感じる。
ただ、初華のこれからの展開の前振りまでしか描かれていないように思うのでここからが本領発揮すると思う。
恐れ・八幡海鈴
5人の中で一番前作からあまり印象に変化がないキャラクター。立希というMyGO!!!!!メンバーとの繋がりがあるため、結果的にAve Mujicaメンバーの中で癒しの立ち位置にいたが、ここから変わりそう。
”恐れ”=未だ不明。しかし、初華よりは想像しやすくはある。今の段階だと人間関係に関する恐れ。バンドでの関係性が事務的だったことを見てもバンドに私情を挟むこと、もっと深く言うと信じたもの・人に裏切られることに恐れているというのがあり得そうなところ。
ただ人間関係のいざこざを恐れて本音を言えないが内心には演奏に対して高い情熱を持っている。なんて、王道な展開だけで終わるはずはないので何か大きな闇はあるはず。まだMyGO!!!!!・Ave Mujicaの中でありそうでなかった同世代からのいじめなどの過去も考えられるが、OPでの歪んだ笑顔を見ると、何かを壊すことを恐れている=内心では強い破壊衝動があるみたいな展開がありそう。
印象に残っているシーンは最新の立希とのシーン。
「何が言いたいんだよ」丁寧な口調が崩れ始め、本性が見えたシーン。そよと同じでメンバーだけに口調を変えるキャラクターになりそう。
愛・祐天寺にゃむ
前作では出番が限られた関係で謎が多かったが、今作では序盤からアクセルを踏みまくった。全て計算内で行動を起こす確信犯的トラブルメーカーというヘイトを貯めるはずなキャラクター。
”愛”=未だ不明ではあるが前2人よりもイメージ通りの承認欲求であると現段階では思える。なぜそこまで他者に承認されることを求めるかの部分が解明されるぐらいでこの部分が大きく揺らぐことはなさそう。
それでこそ、家族仲は良好みたいなので海鈴でも言ったが同世代からのいじめはあるかもしれない。(だから名前や見た目が着飾りに感じる)
睦が限界を迎えた時一番深刻そうな驚き方をしていたのが彼女だったので何かしらの過去は掘り下げられるはず。
最新話では配信の企画も過激な方向性に向かいつつある=焦りがあるように描かれているのでそこで何かをやらかす展開がありそう。それこそ現代社会での炎上というテーマは絶対に外さないはず。
印象に残ったシーンは祥子との言い争いのシーン全部。
Ave Mujicaの解散のトリガーを引いたのは間違いなく仮面を外した彼女の独善的な行動であることは間違いないのである程度ヘイトが一時的に集まることを覚悟していたと思われるが、祥子との言い争うシーンが増えるたびにゃむを擁護する感想が多くなっていったと感じる。特に才能や環境の差から睦に世間の注目が集まるなか拗ねずに努力を重ねる姿を見ると祥子に怒りが向いてしまうのもわかってしまう。
個人的にもエンターテイメントはそこに価値を感じる人がいることが一番大切であると思うので共感できることが多かった。ただ、プロデュース、演出、作曲等バンドに必要なことが集中していたことも事実で、両者正しいからこそ拗れてしまうもどかしさがしっかり前作から引き継がれていることがわかるシーンでもあったと思う。
MyGO!!!!!
思ったより出番が巡ってくるのが早かったし、出番も多かった。
前作はMyGO!!!!!の結成の裏でAve Mujicaの始まりが描かれたが、今回はAve Mujicaの物語と同時にMyGO!!!!!のその後がしっかり描かれている。
行動力の愛音、目利きが効く楽奈、結局人を放っておけない優しさのそよ、面倒見が良い立希といった要所要所で前作よりも研ぎ澄まされた各々の長所が活かされていてよかった。
燈の最大の長所である詩で想いを伝えることが残ってはいるがCRYCHICの決着は必ず着きそうなので安心して見てられる。
逆に言えば初華、海鈴、にゃむといった爆弾にはそこまで深く絡んではこなさそうなので祥子が心配にはなる。
終点~Finale~
そして、一番考察・予想が難しいのがこの物語の終点。
MyGO!!!!!までのバンドはどんなことが起きても最後はハッピーエンドが約束されていたし、だからこそどんなことが起きてもある程度持ち堪えられたけどAve Mujicaはそこが全く約束されていないように思う。
きっとこの作品がメディアミックスではなく、リアルのバンド活動をしていなければバンドは失敗したけどそこから始まる物語があったよねみたいな結末を予想していたと思う。(最近のアニメ作品で一番近いのが『トラぺジウム』)でもリアルの活動もあるからバンドは続かないといけない。
普通に考えれば、物語の前半で一回失敗してから主人公が再起して再び立ち上がるという王道路線を突き進んでいる(BanG Dream! It’s MyGO!!!!!でも実際にその展開だった)のであって、このままMyGO!!!!!のように5人が心を通わせて本当のバンドになっていく結末を予想すればいいのだが、
『その結末後のAve Mujicaは魅力があるのか』とどうしても考えてしまう。
Ave Mujicaが見せ続けてきた世界観が仲良しこよし状態で続けられるのか。
どうしてもここが引っかかってしまう。
これまでのバンドリ!の結末ではこのバンドの最大の長所を潰してしまうようにしか思えないのである。
重圧な音楽と世界観を圧倒的な演奏で他を蹂躙するバンドでありながら、どこか噛み合っていない、いつ人形の糸が無理矢理引きちぎられるのかも分からない焦燥感を感じさせるバンドコンセプトが仲良しこよしな結末を許容するとはとても思えないのである。
ただ、バンド解散前のビジネスの関係に戻るとも思えないのでそこをずっと考えてきて、一つだけ予想ができました。
その予想はシンプルに「仲良しこよしではない状態でバンドを続ける結末」です。
では、その『仲良しこよしではない状態のバンド活動』が何かというとその答えは祥子が既に実証してくれています。
それが『バンドしか生きる道がない状態』もっと言えばその状態が祥子以外のメンバーにもその状態にまで堕ちてきてもらうこと。
モーティスのようにバンド解散だけにはならないように必死で懇願するレベルまで全員がバンドに依存することだと思います。
結局、海鈴やにゃむを見ればわかりますが、バンドが終わっても違う道をすぐに歩み出せていることがいけないのです。
どんなに不仲になろうが、致命的な亀裂が襲おうが解散することは許されず、信頼なんてできなくても協力して乗り越えるしかないようなバンドになる結末なら個人的にはAve Mujicaのいったんの結末としては納得感があります。
そう予想するのはメタ的な理由だけでなく、その結末を終点に仮に設定すると、にゃむの炎上するかもの予想や初華の芸能人設定といった祥子以外のメンバーがバンドしか生きる道がないところまで堕ちる準備が着々と進んでいるとしか思えません。
なんとなく、初華が堕ちる要因にまなが大きく関わる予感がしています。
と、こんなに長文で予想してもきっと外れます。
その虚しさが儚くもあり、楽しくもあるのですが。
この記事はここまでにします。
次のことは全く未定ではありますが、またどこかで続きを書いていこうと思ってます。