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BanG Dream! 12th LIVE 感想

久々の記事投稿です。

前の記事でも何度かMyGO!!!!!のライブ感想はしていくと言いながら、
個人的な用事で忙しく、後回しになっていました。

本当は今更しなくてもいいかな、と思いつつも
一度やると言ってやらないのも悪い気がするのでやろうと決めました。

そしてやるなら徹底的にと思い、MyGO!!!!!だけではなく、
Poppin'PartyとRAISE A SUILENのライブ感想も含めて12th LIVEの感想としてしていこうと思います。
アニマックスで放送される前に思い返すための手段の1つにしてくれれば嬉しいです。



DAY1: Poppin’Party「Welcome to Poppin’Land」

<セットリスト>
M1 Happy Happy Party!
M2 What’s the POPIPA!?
M3 ぽっぴん’どりーむ!
M4 青春 To Be Continued
M5 CiRCLING
M6 B.O.F
M7 ぽっぴん’しゃっふる
M8 Hello! Wink!
M9 最強☆ソング
M10 夏のドーン!
M11 Time Lapse
M12 RiNG A BELL

EN1 1000回潤んだ空
EN2 Moonlight Walk

Poppin'Land

このライブの最大の見どころはなんと言っても遊園地を巡るような演出・セットリストでしょう。
いわゆる世界観の作り込みです。

まず、会場に入って誰もが目に入る舞台上のセット。
歴代のバンドリ!ライブの中でもかなり派手で大掛かりな仕掛けでした。
ストーリーでも重要な役割を担う3つの鐘に中央にそびえ立つ虹色の階段が常に存在感を出していました。
この日の私の席は真ん中寄りのバルコニー1Fで最後尾からの位置でしたので演出が見やすく印象に残ったのかもしれません。

また、演出は舞台セットだけではありません。
大きなモニターで映される映像演出もかなり凝った演出になっていました。
コーヒーカップにジェットコースター、お化け屋敷に花火、最後にはお城のライトアップとセットリストを見返すだけであれもこれもが記憶に蘇ってきます。

他にもポップコーンに見立てたボールを投げたり、とにかく自分達もみんなも会場全員が楽しめるように工夫された”ポピパ”らしさ全開でしたね。

サプライズな楽曲たち

ライブはセットリストが全てではありませんが、
セットリストはアーティストの思いやメッセージが何よりも込められていると個人的には思っています。

そして今回のセットリストはサプライズの連続でした。
まず、「キズナミュージック♪」や「ティアドロップス」をはじめとしたポピパの代表曲達がまさかのセトリ落ちするという展開。
一年振りの単独ライブでこれを予想できた人は少なかったのではないでしょうか?

その代わりに披露されたのは「CiRCLING」、「B.O.F」、「夏のドーン」、「1000回潤んだ空」といった人気曲ながら2年以上披露の機会がない曲たちが中心となっていました。
そこに最近の定番曲である「Hello! Wink!」に「Moonlight Walk」、ダンスの振り付けという新しい武器を手に入れた「ぽっぴん’どりーむ!」に新曲3つといった”王道”とは違う、まさしく”最強”な構成です。

ポピパの強さ

バンドリ!に限らず、どんな名曲でもどこかで”飽き”というタイミングはどうしてもきてしまうものです。
それでも最近のポピパのライブではあまり飽きという感情を感じたことは記憶にありません。
もちろんライブの回数という前提条件が違うので単純比較はできないのですが、単独ライブ毎にかなり曲を入れ替えている印象が強いです。
昨年の有明アリーナの単独ライブのセットリストと比較すると15曲披露された中で同じ曲は4曲しかありませんでした。

バンドリ!も夢限大みゅーたいぷを含める10バンド、実際に演奏をするリアルバンドだけでも7つ目になりそうな大所帯コンテンツです。

バンドの増加は先輩バンドにとって多くの影響を与えます。
良い面で言うとまずは後輩との絡みが増えることで新しいストーリーが生まれることです。
言い方が少し汚くはなりますが、対バンも新しい組み合わせが生まれるので、コンテンツ展開がより広く、長くしやすくなります。

ただ、同時に先輩バンドが後輩バンドの勢いに飲み込まれてしまう可能性という負の面もあります。
運営も後輩バンドの火付けに注力し、活動量にコンテンツの展開も後輩バンドが多くなってしまうので、先輩バンドにとっては不利な状況になります。
MyGO!!!!!はアニメで大躍進、Ave Mujicaもアニメが控える中で1st LIVEはチケットの争奪戦、夢限大みゅーたいぷは可能性が無限大な状況です。

各先輩バンドはそんな中で存在を示し続けるにはそれぞれの大きな武器をファンに示し続けることがますます必須になってくるでしょう。

では、ポピパの最大の武器は何なのでしょうか。
その答えをこのライブで私は目にしたのだと思います。

1つ目は楽曲たちの幅の広さと数の多さ。
ポップなものからロックで激しいものにダンスナンバーといった豊富さは全バンドの中でも圧倒的だと思います。

2つ目は何よりも音に”楽しむ”といった要素を重視していること。
楽しいライブを作ることを一番にしていることは他のバンドとは違うステージにすることの成功に大きく関わっていると思います。

ポピパの強さが前面に出ていて、これからもバンドリ!シリーズで中心的存在であり続けることを示した唯一無二のステージ。
最強で最高な三日間の始まりでした。


DAY2 : MyGO!!!!!「ちいさな一瞬」

<セットリスト>
M1 無路矢
M2 名無声
M3 Henceforth
M4 猛独が襲う
M5 影色舞
M6 swim
M7 音一会
M8 人間になりたいうた Piano ver.
M9 詩超絆
M10 迷路日々
M11 迷星叫
M12 碧天伴走

EN1 栞
EN2 壱雫空
EN3 焚音打

怒涛の前半戦

MyGO!!!!!のアニメ完結後の初ライブということで、やはりアニメ楽曲の初披露が目玉のライブ。
ですが、その前にそこにいく着く前のライブ前半戦の感想をしていきます。

前半戦は一言で表すなら勢いが凄かったが最適だと思います。
イントロが強すぎる無路矢から始まり、途中でMCやそよのソロパートなど色々な見どころはありつつ、最後の音一会まで盛り上がりの速度を落とさずに駆け抜けていきました。

会場のセットもポピパの時とは違い、剥き出しのシンプルなもの。
ライブハウスみたいなMyGO!!!!!らしいステージでした。

オリジナル曲も増えてきましたが、カバー曲も3曲披露となりまだまだ演奏してくれそうで一安心といったところでしょうか。
その分初めてオリジナル曲の中からセトリ落ちになってしまった曲が出てききてしまいましたね。
MyGO!!!!!の重ねた一瞬が多くなるにつれ、いつかは起きてしまうこと。
嬉しいさ半分寂しさもやはり残りますね。
ただ、むやみにオリジナル曲を優先するよりも音楽的な流れ、キャラクターの心情を踏まえた前後の関係性を踏まえて「潜在表明」を外すあたりMyGO!!!!!の判断は信頼できますね。

そして4th LIVEで好評だった紗幕がこのステージで復活しました。
迷子集会でもキャストさんがもう一度してみたいと言っていたのでその声が早くも実現しましたね。言えば願いが叶うコンテンツは良いコンテンツであることが多い感覚があります。
4th LIVEよりも照明も明るく、キャストさんの顔は普通に見えていました。
ただ、私の席がアリーナのBブロック2列目の中央よりだったのでXBブロックが前にあるとはいえ、前から6〜7列目だったからかもしれません。
後ろからはどう見えていたのでしょうか。
ただ、MyGO!!!!!は燈の詩が中心にあるので、歌詞を投影できる紗幕と相性がいいですね。

また個人的に印象に残るのは「音一会」。
今まで本編やアンコールでのラストだけに披露されたこの曲。
「焚音打」という新しい集大成に相応しい曲が仲間入りしたこともあり、今回は前半戦ラストという真ん中に配置されました。
本当にMyGO!!!!!はすごい曲ばかりだなと改めて実感します。

感動の後半戦

紗幕が上がり、ここからが「ちいさな一瞬」の本番。
幕間の映像では燈のナレーションと共に2つの運命の糸?らしきものが。
迷星叫のMVが思い出されます。

2つの糸は何度も近づいては離れていく。
最後には平行線もまま決して交わらない軌道を描き続ける。
それでもその描かれた平行線は道になる。
そこを歩く足音。
盛り上がり続けた前半戦からこの幕間だけで一気にBanG Dream! It’s MyGO!!!!!の世界になりました。

そしてそこからまさかの「人間になりたいうた」。
なかなかに様々な解釈が生まれそうな演出です。
シンプルに考察するとアニメでの春日影ができる前に祥子の演奏と共に燈が歌ったというシーンを補完した場面でしょうか。

私個人の考察としてはCRYCHICの頃の思い出を思い返しながら最終回後の燈が歌っていたのではないかと感じました。
服装も#11で作った衣装でしたし、羊宮さんの表情や上を向いているような仕草に歌い方など成長した燈が懐かしんで歌っているように思ったのです。
祥子の演奏が音だけなのも演出に思えてきます。

そしてそこから「詩超絆」。
それもアニメの楽奈や立希の乱入までしっかり再現されていました。
今までのバンドリ!のライブからして再現するだろうと思ってはいましたが、
いざ実際に目の前にすると込み上げるものがあります。
特にそよが途中から入ってきてからはダメでした。
スクリーンにアニメの映像が流れている訳でもないのにその場面が頭に浮かんできます。
この3日間で唯一涙が出ました。

照明の演出も良かったです。
後半戦始まってからずっと静かめなライトだったのが「詩超絆」のサビで一気に光り輝き、躍動的になりました。
5人の熱くなった心が伝わった気がします。

そこから一気に熱されたステージはもう下がることはありません。
曲順は少し違うものの、「迷路日々」に「迷星叫」、「碧天伴走」の3曲がライブのクライマックスを彩り続けました。
完璧すぎる後半戦でしたね。

そこからアンコールで「栞」。どうしてもアコースティック編成になるので披露の機会が限られてしまうのですが、うまく落とし込んできましたね。
アニメのEDなので終わった感が出ます。
BanG Dream! It’s MyGO!!!!!に限らず、良いアニメはそれこそ一瞬で時間が過ぎていく感覚があり、もう終わり!?となるのでEDが印象に残りやすくなりますね。

お知らせを挟み、最後に「壱雫空」で終了。
と、思わせての「焚音打」のサプライズ。

Roseliaの「ROSE」やRAISE A SUIRENの「SOUL ROAR」など本当にたまに仕掛けてくるサプライズ演出。
最後かと思ったら、銀テープが飛んでこずに何かを察するあの瞬間のワクワクがたまらないです。

「壱雫空」は間違いなくMyGO!!!!!の一番の代表曲と言っていいと思いますが、最後には「音一会」や「焚音打」で締めるのが一番MyGO!!!!!の強さが出ていると思うので好きです。

これからもずっと、一生そばに

今回のMyGO!!!!!のライブ。
本来であればアニメが完結し、今までの最大規模での単独ライブなのでその位置付けは集大成といったものになると思います。
もちろん「詩超絆」を見てもその意味合いはあります。
が、私自身今回のライブで集大成という感覚はあまり感じませんでした。

それは決して悪い意味ではなく、
良い意味でいつものMyGO!!!!!のライブの1つである。
この感覚が強かったです。

このライブは1つのゴールではなく、通過点として1つであり、これからもMyGO!!!!!の歩みは続いていく未来をキャラクター、キャストの10人全員がしっかり見つめていることがわかるライブだったと思います。

アルバムの迷跡波に収録されている「歌いましょう 鳴らしましょう」に「春日影」、さらには最近「処救生」も発表されまだまだ楽しみなことが待っているMyGO!!!!!のステージ。

バンドリ!のナンバリングライブは初参加ながら後輩ではなく、他のバンドとも並び立つ姿が見られた気がしました。

DAY3 : RAISE A SUILEN「REVEAL」

<セットリスト>
M1 Apocalypse
M2 EXPOSE ‘Burn out!!!’
M3 JUST THE WAY I AM
M4 TWIN TALE
M5 Invincible Fighter
M6 HELL! or HELL?
M7 STRAY CERBERUS
M8 Takin’ my Heart
M9 A DECLARATION OF ×××
M10 BERSER-KEY
M11 -N-E-M-E-S-I-S-
M12 SOUL SOLDIER
M13 DRIVE US CRAZY
M14 R·I·O·T
M15 UNSTOPPABLE
M16 POLARIS

新曲

今回のライブでは以前から新曲が5曲あることが明かされ、後にそれらがメンバー1人ずつに寄り添った今日であることが明かされました。

そんな新曲たちは公開された時から思いましたが、なかなかに癖が強いものばかりですね。どの曲も今までの曲とは違うエッセンスがそれぞれに込められています。
ちゃんとその曲の主役に寄り添うようなライブ演出もされていたので5人全員が主役のライブになっていたと思います。
個人的には「POLARIS」が一番好きです。
というよりRASの曲の中で一番好きな曲になりつつあります。

生まれ変わる

そして、もちろん新曲の5曲が1番の目玉ではあるのですが、個人的には今までの曲からの選曲の方がすごく印象的でした。
今年にリリースされた「-N-E-M-E-S-I-S-」を除くと、すべて2021年までにリリースされた曲ばかりです。
その中でも比較的新しめの「JUST THE WAY I AM」と「SOUL SOLDIER」は久しぶりの曲でもあります。
個人的に昨年の有明アリーナでの単独の際にはライブタイトルにSOULがついていたがあえて外した「SOUL SOLDIER」を1年後に有明の地で演奏するのが非常にRASらしいなと思います。

そして、その代わりに最近の定番曲の「灼熱 Bonfire!」や「OUTSIDER RODEO」に「THE WAY OF LIFE」、「!NVADE SHOW!」などがすべて外れるという生まれ変わって1から再び歩み直すというメッセージに聞こえました。

挑戦

今回のRASはおそらく今までのバンドリ!のライブと比較しても最も挑戦的だったのではないかと思います。
個人的にはこういったアーティストのメッセージ性が強く表現される挑戦的なライブは大好きです。
特に初期の衣装に着替え直してからの「R·I·O·T」「UNSTOPPABLE」ではいつも以上の気迫がステージから感じました。
そしてそこからの「PORARIS」という新曲で締めるという事前に公開されていたとはいえ、こういったコンテンツのライブではかなり覚悟がいる選択だったと思います。
だからこそ、最後のステージから去っていく姿は3日間の中でも最も忘れられない場面として頭に焼きついたのだと思います。

そして個人的には一年ぶりのRASの単独ライブになったのですが、やはりRASのライブの楽しさは異常ですね。
本当に足から腕そして首、全身すべてが疲れ切った感覚になります。
3日間のライブ最高の締めになったのは間違いありません。

BanG Dream! 12th☆LIVE

本当に充実したライブの3日間になりましたね。

それぞれまとめるなら、
最も驚かされたのはPoppin'Party
最も感情が揺さぶられ、あっという間だったのがMyGO!!!!!
最も楽しく暴れられたのがRAISE A SUILEN
といった感じだったでしょうか。

そしてどのバンドもすごくレベルが高くて、チームワークも最高ですね。
MyGO!!!!!の関係性もだいぶ安定してきて、MyGO!!!!!の色がだいぶはっきりしてきた印象になりました。

今回の感想はここまでにしようと思います。
次回の記事はどうしようかまだ悩み中ではありますが、何かのタイミングでまた更新できたらいいなと思ってます。
気に入ったら次回や過去の記事も読んでくれると嬉しいです。

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