雑記:「ブルーティカスの呪い」

(注意:一発書きですので文章めちゃくちゃです。あと非正規トランスフォーマー要素含みます)

皆様は個人的なジンクスをお持ちだろうか。私にはある。

私の趣味の一つに「トランスフォーマーのトイ収集」がある。コンボイ(オプティマスとも言う)やメガトロンはもちろん、アメコミ版にしか出ていないマイナーキャラすらも集めている重度のオタクだ。その中で「なぜかコイツを買うと必ず壊れたり汚損したりする」というキャラクターがいる。(と言っても、そのうちいくつかは自分のミスだ。)

それがこの(下画像)のブルーティカスだ。

画像1

これは五体の普通サイズのロボットが合体して完成する大型ロボなのだが、なぜだか今まで五体セットで買ったこいつは必ず破損している。
まず、3年前ほどにたまたま地元の中古屋に並んでいた上の画像のバージョンのブルーティカスを買ってもらった。しばらくはそもそもの関節が緩い部分とかをのぞいて正常であった。しかし、ある日家でラーメンを食べながら合体状態で眼前に置いて眺めていたところ、貧弱な接地部が祟ってラーメンの中にダイブしてしまった(この際ラーメンも零れ地獄絵図となった)。急いで風呂場のシャワーで洗い流そうとしたものの、如何せん豚骨ラーメンであったがためにかぐわしいスメルがなかなか抜けない。ある程度の水準までには回復したものの、少し豚骨の香り漂うブルーティカスが誕生してしまった。

その後はややベタつきと豚骨臭を抱えつつも、なんとか普通のフィギュアとして余生?を送っていたブルーティカス。
しかし今度は左腕担当のトランスフォーマー、「ボルター」に異変が。
まず厳重に管理していたにもかかわらずプロペラが1枚消滅。ついで股関節部のジョイントの受けが突如破損。こいつが何をしたんだと言いたくなるような散々ぶりを見せつける。幸い股関節ジョイントはほぼ規格が同じ別のロボのものを移植することで事なきを得たし、4枚羽プロペラを一部切除して2枚羽に削減するぶっ飛んだ外科手術も無事(?)成功した。しかしもともとこの「UW-07 ブルーティカス」は関節部が老人並みにへにょへにょであることで知られていただけあって、日に日に破損部以外の衰えも隠し切れなくなっていく。苦渋の決断として、こいつはこれ以上酷くなる前に手放すという一大決心をした。(二束三文で売り払いました)

そして時は流れ、2020年冬。今度は非正規(公式メーカーから出ていない所謂パチモン。設計としては新規に起こされているものが多いが、基本的に権利関係上怪しい代物)のブルーティカスをちゃっかりプレゼントとして貰う。「さすがに今度はすぐ破損とか無いだろう......」やや安心した私。しかしここでもまさかのジンクスが発動する。

2日ほど単体モードで鑑賞し、3日目にようやく合体させてみよう......と思ったのだが、合体状態に移行する最中にボディの中核を担当する「オンスロート」(正確にはそれっぽい人)の肩のジョイントが破損。まさかの2連続で破損品の降臨である。これにより部隊のリーダーであり合体状態の胴体であるオンスロートを欠いたコンバットロン部隊はしばらく存在を抹消されてしまうこととなった。

......とはいえ、せっかく好きなキャラであるのにこのまま終わらせるのも空しい。そう考えた私は国内外問わず、トランスフォーマーを取り扱っているショッピングサイトを駆けずり回って非正規オンスロート単体で販売しているサイトを探した。そしたらあった。海外サイトで。

そこまで値段が高いわけでもなかったので、鼻息荒くpaypalで代金を支払い、人生初の海外経由ショッピングを実行。オンスロートは遥か中国・広州市より空輸され、私のもとに今日舞い戻った。

破損したものと品物は同じなので、こいつも何日持つかは分からない。今度破損したらどうせ他の趣味にも使いそうなので3Dプリンターでも導入して自分でパーツ作るか......とも思っているが、果たして彼らの明日はどっちだ?
世には不思議なジンクスがあるとはいえ、なるべくケアレスミスでの破損を防げるよう気は配らなくてはなと思い直した月曜日であった。

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