ケリーヒル設計!建築家が日本のアマンリゾート、アマネムを解説
ようこそケンチクチャンネルへ!私、ベトナムで建築デザインの仕事をしていますタカでございます。今日もケリーヒルの作品を解説していきますよ。
今日紹介する建築はアマネム!
アマネムは日本にある三つのアマンリゾートのひとつで、三重県にあります。今日は緑と湖に囲まれた美しいアマネムを紹介しようと思います。
日本建築の特徴を取り入れながらシンプルでモダンな建築に仕上げたホテルで、アマンリゾート初の温泉付きホテル。温泉はプールのように屋外まで伸びています。人が座る位置をさげ、視線を水面に合わせることで、より温泉の存在を際立たせています。でも、こんなに周りに見られていると落ち着いては入れないですよね(笑)
レセプションに入る前から建物を介して奥の景色を覗くことができ、気持ちの高揚を誘うような設計になっていますね。
チェックインを終えてレセプションを抜けると、そこには控えめな日本庭園が現れます。それでも、物足りなさは感じないはず。そこにはいっぱいの自然が広がっているから。
これは日本古来から使われてきた借景という手法が使われている。借景というのは外の景色を庭園の一部として利用することです。
そんなその景色を邪魔せずに、その上最大限その景色を味わうことができるようなソファーがいいデザインですよね(笑)
現代版の縁側のような大きな開口の客室は風が通り、外からの光が差し込んでとても気持ちがよさそうです。
日本の伝統建築を無視しないで、なおかつただ模倣するわけではない絶妙な建築ですね。こんな上品な建築を設計できるのも世界でないそう多くないんじゃないかな?やっぱりケリーヒルさんはすごい!
それではこれからも建築の話をお届けしていきますね。建築の楽しさを建築家の私がお伝えできればなって思っています!ケンチクチャンネルのタカでした。
それでは~