震える手で崖を登った

10/24土曜
フーロン二日目。早朝6時、バンガロー裏にあるウーフストックという崖に行った。この崖は高グレードのルートばかりが並んでいるんだけれど、その中で一番グレードが低い6bの課題にチャレンジした。早朝に登るのは涼しくてとても気持ちがよかった。ルートはチムニーと呼ばれる煙突のような形になっていて人工壁ではなかなか体験できない面白い形になっている。それを登ってから朝ごはんを食べて午前中はラコンチェという崖に向かった。

私が登った課題の中で一番難しいのは6a+で、最初がオーバーハングしていた。チームメイトのアドバイスのおかげでその核心は登ることができた。頂上の眺めは最高にきれいだった。

午後からはヘッドウォールに向かった。そこで6bの課題をチームリーダーが登った。彼は腰を痛めていて登ることを避けていたので、登ると言った時は心配したけど彼を応援することにした。やはり腰が良くないということで3クリップしたところで私とバトンタッチした。

彼の代わりにリベンジを果たしたいという思いで登った。6bは自己最高グレードだったので途中で何度も落ちそうになったけれど腕を痙攣させながら終了点まで到達することができた。最後のクリップは落ちる恐怖と腕の疲れでロープを握る腕が信じられないほど震えていた。達成したときは本当に気持ちがよかった。周りが応援してくれたから限界を超えて登ることができた。やっぱりクライミングは楽しい。

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