進度はさまざま!最終プレゼンに向けて鋭意準備。とよなか地域創生塾第7期「DAY8(余白の時間②)これまでの学びを振り返って今後のアクションを考えよう!」開催レポート
スタートから4ヶ月ほど経ち、もう終盤に差し掛かっている「とよなか地域創生塾 第7期」のDAY8。次回の最終プレゼンテーションに向けて、また、2月18日に行われる庄内コラボセンター「ショコラ」でのイベントに向けて、チームでしっかりと目線合わせを行う時間になりました。30名弱のメンバーが集まって4時間を過ごしましたが、終わってみるとすごく早く感じました。それほどに密度があった今回。そんなDAY8の内容をレポートしていきます!お気軽にお読みください。
文:藤本遼(ふじもと・りょう)
小さく、楽しく、巻き込まれる
毎度おなじみのチェックインも程々に、この日も司会進行を務める「株式会社ここにある」の藤本が、過去DAY7までのダイジェストを共有します。
スクリーンでこれまでの写真を共有すると「あー、あんなことあったなあ」という声が会場から漏れ聞こえます。例えば、DAY2では南北に分かれてまちあるきを実施しました。南部は庄内を中心に下町で生まれている新しい取り組みや使えそうな空き物件をみんなで見てまわったり、北部では小学校の中にある農園や市民が運営や企画に関わる公園を見てまわったり。また、DAY5ではチーム編成をする際に「スキル(リソース)カード」を使って、自分にできることや自分が持っている資源を可視化しました。200枚近いカードが出て「え、こんなことができる人もいるの!?」という驚きも。普段の会話やコミュニケーションでは見えづらい側面が見えるということも、地域活動を進めていく上で重要なことですね。加えて、講師から学ぶそれぞれの回も非常に多様な学びがあったし、市内に出て開催した際に利用させてもらったさまざまな場所やお店もいろいろな形で関わっていけそう、などと再確認しました。
その後は、それぞれがこの4ヶ月でなにを学んだのか、なにに気づいたのかについて共有する時間。特に、①自分自身のこだわりを持つ(自分の判断軸を持つ)こと、②楽しく、楽にやってみること、③頼る、巻き込むことが重要という部分は、多くの受講生のみなさんに響いていたところのようです。「地域課題を見つけてそれに対して具体的な解決策を講じることが大切だ!と思って参加したけれど、そうではないアプローチがあるということに気がついた」という話を聞いて、今回の講座の趣旨が浸透しているんだなと感じました。また「これまではまちづくりのハードルが高かったが、小さくトライ&エラーをしながら継続していくとコミュニティや人とのつながりが生まれて、新たな出会いが生まれるということを知った。自分にはそれが必要なのかも」というコメントも。「小さく、楽しく」というコンセプトが、回を通じてカルチャーになっていったようです。
地域課題に対しての取り組みは、当然、課題やニーズを中心に組み立てられるべきものもあります。ただ、市民活動やボランタリーな活動に関しては、あるいは問題が起こらないようにする予防的な取り組みに関しては、大変なことに向き合うだけではしんどくて続けられないことも事実です。そのような時に、好きなことからはじめてみる、楽しみながらやってみるというアプローチが重要になります。もちろん、その出口や結果として地域がどうなっていくのかという視点や目論見は大切ではありますが、担い手不足と言われる時代の中で「どのように新しいプレイヤーや活動者に参加してもらうのか」というきっかけのライトさは非常に重視すべきポイントです。加えて、屋台の今村さんのようにつくってやってみてから修正していくという「ラピッドプロトタイピング(速くつくって速く修正する)」の精神は、地域活動を進めていく上で非常に重要です。
また、別の受講者からは「『地域でなにができるか』を考えながら参加していたはずだったのに、取り組んでいくうちになぜか自分の生きやすさにつながった」というお話も。自分の考えやあり方が整理され、また自分と地域がつながって、お互いによくなっていく循環のようなものが生まれたのかもしれませんね。
最終プレゼンに向けて!
学びのシェアの後は、各プロジェクトチームからの簡単な進捗共有を経て、最終プレゼンに向けての意見交換やディスカッションへ。「演劇×ケア」「ローカルメディア」「癒し台」「ご飯のお裾分け(とよなかおかずくらぶ)」「団地で子育て支援」の5つのグループがそれぞれ話し合いを進めていきます。
そもそもなにをするかという企画内容を決める段階のチームもあれば、2月18日のイベント当日に使う予定の備品を制作するチームもありましたが、雰囲気やフェーズもさまざまで面白いですね。
気になるプロジェクト発表会の詳細は、次回レポートでお伝えしますので、ぜひご覧ください!
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