半年間の締めくくり、そして次のステージへ。とよなか地域創生塾第7期「DAY10 最終振り返り会」開催レポート
2023年10月8日(日)からスタートした「とよなか地域創生塾(第7期)」。半年間走り続けて迎えた2024年3月19日(火)に第7期の塾生のみなさんが卒塾の日を迎えました。「DAY10 最終振り返り会」ということで、半年間を振り返ったり、今後の抱負を考えたりしながら、個人での学びや変化を深めつつ共有し合う時間に。
今回は平日の夜かつ年度末で忙しいタイミングでの開催でしたが、最後ということもあり30名ほどの方が庄内コラボセンター「ショコラ」に集まりました。とよなか地域創生塾がスタートした頃からの変化や学びを個人で振り返り、グループで深掘りし合う。そして最後に今後の抱負を言葉にして宣言してもらいました。
講座と並行してnoteでも当日の様子をレポートしてきましたが、果たして、DAY1から最後まで読んでくれた方はいるのでしょうか、、!2時間の振り返り会の様子をぎゅぎゅっと詰め込んでお伝えしますので、DAY10もぜひ最後まで読んでもらえるとうれしいです。
文:鈴木芽生(すずき・めい)
DAY10もチェックインからスタート!
最終回を迎えたとよなか地域創生塾(第7期)。今回はいつも司会を務める株式会社ここにある代表の藤本が出張で不在ということで、同じく株式会社ここにあるの鈴木芽生(すずき・めい)が司会進行を務めました。
そして最終振り返り会もまずはチェックインからスタートです。3月9日にチームでのプレゼンを終えてからの直近2週間の近況を報告し合いました。
イベントに出かけた方や3月末に控えたイベントの準備をしていた方、年度末で転勤が決まった方など三者三様の近況報告で盛り上がる時間に。半年間顔を合わせていると、初めましての時には話しにくいような会話も自然とできる関係性が生まれていて、なんだか感慨深い時間となりました。
約半年間を「わたし履歴書」で振り返る
チェックインのあとは、早速振り返りの時間へ移っていきます。今回のために用意された「わたし履歴書 とよなか地域創生塾 Ver.」を使って、まずは個人でとよなか地域創生塾での約半年間の学びや変化を振り返りました。
とよなか地域創生塾がスタートした10月8日(日)頃から現在までの変容をモチベーショングラフに書き込んでいってもらいます。変化があったタイミングは、理由やその時の心情なども思い出してできるだけ細かく書き出すことで、気づきのタネがより見えやすくなるのです。
じっくり自分に向き合ったり、変化を感じたりする時間って大事だと思いながらも、仕事や学校など日々の日常を過ごしているとつい後回しにしてしまう人も多いのではないでしょうか。とよなか地域創生塾で過ごした約半年間が少しでも塾生のみなさんのこれからの糧になればと思い、ゆったりと振り返りの時間を確保しました。
個人で振り返りながらワークシートを書き込んでもらった後は、グループで深掘りし合いながら学びや変化をシェアする時間に。
シェアされた内容に対して「このときに変化があったのはどうして?」「そのときの学びや気づきはあった?」などの深掘りをする質問をグループメンバーから投げかけていきます。
グループで出た意見を全体にシェアしてもらうといろんな気づきや変化を共有してもらえました。
「これまでは何か始める時は勉強しないと始められなかったけれど、地域創生塾でイベント企画をしてみて(専門家にならなくても)周りの人たちに頼りながらやってもいいということを体感できた」
「年齢や肩書きを越えた仲間が増えた」
「自分にとってまちのために何かをやっていたら『まちづくり』なのかもしれないと思った」
一人ではなくみんなで学び合い、活動してきたからこそ得られた学びや気づき。塾生ではないわたし自身も「なるほどな〜」と思うような気づきがたくさん生まれる時間となりました。
最後は「わたしの宣言」で締めくくり。
とよなか地域創生塾での約半年間を振り返ったあとは、今後の行動や活動について各々の宣言を行なってもらいました。チームでの活動について宣言する方や、私生活や仕事に関係した宣言をしてくれる方など宣言の内容はさまざまです。
「文章を書くのが好きだし得意なので、それを活かしてみんなの活動などを手伝っていきたい」
「以前から科学のおもしろさを子どもたちに伝えたいと言っていたけれど、4月から科学館で働くことになったので、学んだことを活かして積極的に頑張っていきたい」
お互いの宣言を聴いて、改めて「頑張ろう」と思える次のステージに進む門出となる時間になったように思います。
そして、とよなか地域創生塾が終わりを迎えるということで、今期のとよなか地域創生塾を支えてくれた方にコメントをいただきます。
「これまでは『教える側』と『受講する側』というように立場がわかれていましたが、これからはより同志感を持って一緒に色々おもしろいことをやれたらなと思っています。小さいことでも大きいことでも何でもボールを投げてもらえたらうれしいなと思っていますし、僕からも投げかけさせてもらおうと思います」
「地域での活動って継続性は?資金は?と周りに言われたり、自分で考えたりすることもあると思います。もちろんお金も大事だと思うのですが、稼げていないからダメとかそういうことではなくて、いろんなものが尊いと思っています。想いで続けていくということも非常に大事かなと思うので、できる範囲でゆるゆる続けていってもらえたらと思います。また定期的に集まれる場もつくりたいと思っています!」
「わたしの宣言」を聴いて、冗談まじりの感想を前置きにして、塾生に向けてエールを送ってくれました。
「みなさん、ほんっとうにお疲れ様でした。私は今期のとよなか地域創生塾の募集を開始したときは『ちゃんと人が集まるのかな?』と不安だったことを思い出していました」
「おそらく今、みなさんがやろうとしている活動は地域で誰もやっていないからこそやろうとしているのだと思います。みなさんがこの場に集まって想いが形になっていくプロセスを見て、集まる場や想いを後押ししていくことの大事さを感じました。役所としても個人としも、もっとやれることは色々あると思ったのでこれからも豊中をどうぞよろしくお願いします。これからも頑張ってください!」
久野さんの自身の変化も感じられるコメントをいただき、最後は庄内コラボセンター センター長の橋本塾長へバトンタッチ。
「第7期では、6年間続いてきたとよなか地域創生塾のやり方をガラッと変えてみた実験的なタイミングだったので、モチベーショングラフで言うと募集締切の前日に応募が(定員40名のところ)41名になった時が1番テンションが上がりました」
「実際にやってみるとやりたかったことが具現化されて、最後のみなさんの話を聴いて若干感動してうるっときています(笑)。これからがスタートになりますし、どんどんバックアップしていきたいなと思っていて、第1期から第7期の卒塾生がつながるプラットフォーム的なものがあった方がいいなということで、少しずつ動きもあるのでまた一緒にできたらうれしいです」
「また、市の制度として令和6年度の4月以降からショコラにて地域活動の企画提案を募集しようと思っています。共催という形にすることで、市から広報をするなどの方法でサポートできたらと考えているので、『困ったな』と思ったらぜひ頼ってください。今後ともよろしくお願いします!」
心強い橋本塾長からのコメントでとよなか地域創生塾(第7期)を締めくくっていただきました。
2024年3月19日(火)、終わりを迎えた「とよなか地域創生塾(第7期)」。5つのチームが生まれて新たな活動が始まり、個人での活動をスタートさせようと動き出している方もいます。
数ヶ月後、数年後にまた顔を合わせて近況報告をし合ったり、さまざまな形でご一緒したりするのが楽しみです。
これからも「とよなか地域創生塾」は継続していく予定ですので、この記事を読んでいただいているあなたにも塾生として、サポーターとしてなど色んな方法で関わっていただけるとうれしいです!
また今後の発信をお待ちくださいね。
それではひとまず、みなさん本当にお疲れ様でした!
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