アラジン -みなさんはどのアラジンがお好きですか?- 新国立のバレエを観て感動した話
みなさんは「アラジン」というとどのアラジンを思い浮かべますか?
『アラジンと魔法のランプ』は『アラビアン・ナイト(千夜一夜物語)』の中でも有名な物語の一つですが、ディズニーのアニメ映画、後に実写化もされた映画、ミュージカル、そして、バレエ作品にもなった有名なお話。
私はディズニーの長編アニメーション映画でアラジンの存在を知りました。当時小学生だった私ですが、その当時、美女と野獣、アラジン、ライオンキングといったディズニーの長編アニメーション映画に家族ではまっていて、毎年クリスマスにビデオを買ってもらっては姉たちと何度も何度も見ていた懐かしい記憶があります。
なので、私のイメージの中ではアラジンといえばディズニーの長編アニメーション映画でした。新国立劇場バレエ団のバレエを観るまでは。
くるみ割り人形を観て以来すっかり新国立バレエ団のファンになった私は、新しい作品が上演されると必ず観に行くようになりました。
コッペリア、夏の夜の夢、マクベス、白鳥の湖、ドン・キホーテ、ホフマン物語、ラ・バヤディール。どれも素敵だった。それまで観てきた作品は全てバレエで知ったお話しだったので先入観なく観ていたのだけど、私にとってのアラジンはディズニー映画のアラジンで、映画の中で頻繁に登場する主題歌 A Whole New Worldが流れるアラジンとプリンセスジャスミンのロマンチックなシーンの記憶が強かったのです。
なので、まずヴィジュアルを観て驚きました。
ランプの精ジーン役の渡邊峻郁さんがメインビジュアル!
なんとも迫力のあるヴィジュアル!!!
どんな作品なんだろうかと胸をワクワクさせて観に行くと
踊りで表現する物語にひきつけられていきました。
まず、序盤の市場での喧嘩のシーン、早いスピードでジャンプし、回転し、踊り動くアラジン福岡雄大さん!序盤からこんな見ごたえあるバレエは初めてでした。
序盤から運動量が半端ないのではないでしょうか。
そして、アラジンは砂漠の旅へ。
そこで出てくる砂漠の風のダンサーたちの踊りが美しくてうっとり。
宝石たちが出てくるシーンでは、宝石のイメージを色鮮やかに投影した衣装に身を包んだソリストたちがたくさん登場する贅沢なショータイムのようでした。特にダイヤモンドの奥田花純さんのスピーディーでキラキラした踊りがチャーミングで目に焼き付いてとっても素敵だった♪
プリンセス小野絢子さんは美しく品があり、どのシーンでもうっとり。
そして、ついにランプの精ジーン登場!
渡邊峻郁さんジーンの登場シーンの迫力は半端なく、踊りは超超超ダイナミックで、ジーンのお付きたちの一体感、存在感、
そしてオーラが物凄かった!!!!!
この迫力は本当に圧巻で、圧巻で圧巻でした!!
どのシーンを切り取っても素敵で、次の公演も絶対に観たいと思う新国立劇場のアラジン。映像でも観たいな、有料配信してくれないかなと思っていた新国立劇場のアラジンがなんと、9月20日深夜より無料配信されるそうです!!!!
これはめちゃくちゃ楽しみでなりません!
6か月間公開されるそうなので是非一度ご覧ください✨